第4回 うどん県だけでない! 香川県のみかん「小原紅早生(おはらべにわせ)」|くらしの本棚

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第4回 うどん県だけでない! 香川県のみかん「小原紅早生(おはらべにわせ)」

香川県といえば、「うどん県」のイメージが強いという方も少なくないかもしれません。しかし、日本一“○い”みかん「小原紅早生」も美味しい特産品です!(○の答えは本文へ)

日本一、「紅い」みかん!

夏でもみかんが食べたい!って思いませんか。近年、駅売りの冷凍みかんが復活していますが、できれば「なま」の温州みかんを食べたいところです。
お盆前のこと、香川県&愛媛県のアンテナショップを覗いたところ、小振りの温州みかんがありました。
1個200円。「小原紅早生(おはらべにわせ)」という名前です。ほかの温州みかんと比べて、果皮の色が紅いのが特長的です。

小原紅早生(おはらべにわせ)

香川県農政水産部農業生産流通課農産物ブランド推進グループが出しているパンフレット「さぬき讃フルーツ」(同じ内容が下記のWebページにも掲載)によると、「小原紅早生」の「小原」とは、栽培者の名前に由来します。この小原幸晴さんのみかん園の「宮川早生(みやがわわせ)」の中から、昭和48年(1973年)に枝変わりという突然変異で生まれたそうです。その後、平成5年(1993年)に品種登録されたそうです。

また、香川県の農業生産流通課農産物ブランド推進グループの担当者によると、市場への出回り時期は、ハウス栽培(7~8月)、露地栽培(11~12月)、樹木完熟栽培(年明けの1~2月)の3回ということ。お盆時期のハウス栽培での出荷は終わってしまいましたが、まだ年内食べるチャンスはいっぱいありそうです。

お味のほうは、というと、濃厚! ちょっと「紅まどんな」を思わせる、甘い味です。香川は美味しいものがたくさんあります。うどんだけではないんです。


■「さぬき讃フルーツ」
http://www.pref.kagawa.lg.jp/seiryu/sanukisanfruit/

■「さぬき讃フルーツ」小原紅早生のページ
http://www.pref.kagawa.lg.jp/seiryu/sanukisanfruit/items/sanukibeni.html


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