第7回 年齢とともに、「似合う」が変わるデニム
2017.01.05
私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。
小学生の頃から、普段着として愛用しているデニム。
かれこれ数十年の長いお付き合いになります。
とはいっても、子どもの頃は「Gパン」とか「ジーンズ」と呼び、伸びない硬くて分厚いゴワゴワした生地で、履くのが嫌だった記憶があります。
でも高校生の頃、古着のリーバイス501が大流行し、私のデニム愛も一緒に開花。
ロールアップしてボーダーの靴下をチョイ見せしたり、アクリル絵具で大胆にペイントしたり、ときにはブリーチしたり!
セブンティーンの私は、デニムだからできる「自由なおしゃれ」に目覚めたのでした。
デニムは永遠のおしゃれアイテムだからこそ、気をつけないといけないことがあります。
それは、昔流行ったままのスタイルでデニムを履くこと。
デニムは毎年進化し続けているので、昔のものを履くのはNG。履くとどうしても、おばさんっぽくなってしまうのです。
つい最近も町でブーツカットのデニムを履いた同世代の女性を見ました。
私も20年前は履いていたな~と、なんだかしみじみしてしまいました。
デニムのなかには、驚くほど高い金額のものもあります。
けれど私のポリシーは「時代に合っている新しいものを履くこと」。
だから、高いものは買いません!(買えないとも言う……。)
その点で「ユニクロ」は優秀!
安いデニムにありがちな、悪目立ちするような無駄なデザインは一切なし。
シンプルながら流行の形をきちんと追っていて、バリエーションも多い。
だから試着を何度もして、自分に合うものを探しています。
45歳になって、お腹周りとお尻のお肉の垂れっぷりが気になり、デニムはパンツだけではないことを最近実感しています。
だからジャケット、コート、ワンピース。そういうアイテムで取り入れる挑戦するのもいいなと思っています。
「デニム」という素材を身にまとうだけで、颯爽とした風が吹き抜け、カッコイイ自分になれる気がします。