第2回 ロングシャツに挑戦!|くらしの本棚

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第2回 ロングシャツに挑戦!

私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。

身長153㎝の私は、ロングシャツは似合わないものだと思い込んでいました。
でも、私と同じくらいの背丈の方が、かっこよくロングシャツを着こなしているのを街で見かけて、「背が低くても着れるのかも!?」と思うようになりました。

 

コクーンロングシャツ
コクーンとは、「まゆ」のような丸みのあるシルエットのこと。程良いハリ感で包みこむコクーンシャツは、大人のリラックススタイルにぴったり! 二の腕やお腹周りを体型カバーし、スッキリ見せてくれます。手首、足首を出すと、太って見えません。ヘアバンドやキレイめバッグ、ヒール靴をよそいき仕様にすればおでかけスタイルに!

気になって、おしゃれにロングシャツを着こなしている人を街で意識して見るうちに、ある共通点を発見しました。

  • リネンやコットンの軽やかな素材を選ぶこと
  • シャツのボタンは留めずに、はおりものとして着ること
  • かっこよくパンツと合わせること
  • シャツの袖、パンツの裾はロールアップして、手首や足首を出し、バランスをとること

 

スカートorパンツ?
Aラインのロングシャツにスカートを合わせる着こなしは、スリムな人なら似合うけど、チビポチャ体型には、バランスを取るのが難しい。ボリュームがたっぷりしすぎて、おばちゃん度倍増! ロングシャツは面積が多いので、大きな柄はNG! Iラインのロングシャツはスリムに見えます。ロングシャツには、バランスが取りやすいパンツが正解かも。

 

逆にNGだなと思った着こなしは、スカートに合わせること。
アラフォー体型の丸い体の私が着ると、野暮ったく見えてしまうのです。鏡餅のようなどっしりとした安定感が際立ち、重すぎる印象に。


また、身長が低い私にとって、大きな柄もNGでした。まさに、柄が歩いてるように見えるのです。

シャツの長さも、膝下くらいの丈が一番、すっきり大人っぽく着こなせるように思います。

流行っているからといって足首まであるようなシャツは、着こなすことが難しそう。それに踏んだり、引っかけたり、歩くだけでも危険そうです。

 

モノトーン・ロングシャツコーデ
何にでも合わせやすい白黒の小さなギンガムチェックロングシャツ。白×黒だとチェック×ボーダーの柄on柄でもスッキリまとまる。ホワイトデニムでさわやかに。足元は女の子っぽくバレエシューズ。

 

ということで、私は黒白のギンガムチェックのものを選んでみました。

はおるだけで、イマドキのおしゃれさんになれるので、うきうき気持ちが上がります。

さらにお尻まわりなど体型カバーもしてくれるので、着ていると安心感があるのがうれしい。これからのおしゃれに、ぴったりです。

プロフィール

堀川 波(著者)
1971年大阪生まれ。大阪芸術大学卒業。おもちゃメーカー開発部勤務を経て、絵本作家・イラストレーターに。著書に『女おとな旅ノート』(幻冬舎文庫)、『40歳からの「似合う」が見つかる 大人の着こなしレッスン』(PHP研究所)、『大人のおしゃれの新しい買い方』(KADOKAWA)、『暮らしのおくりもの』(KKベストセラーズ)など多数。http://instagram.com/horikawa._.nami