第3回 理想のトレンチコートを追い求めて
2016.10.26
私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。
「トレンチコートこそ大人が似合うもの」
自分にはまだまだ無理だと思っているうちに、気がつけば45歳。街ゆく人のトレンチコーデを見ながら、自分の一着をみつけようと参考にしています。
ボタンを開けてラフにボーダーシャツを合わせたフレンチスタイルもしてみたいし、前ボタンをすべて閉めたクラシカルな着こなしもしてみたい。両方の着こなしができる「運命のトレンチ」をずっと探しているのです。
トレンチは微妙な違いでシルエットがぜんぜん違うので、2、3年前からデパートに行っては試着を繰り返す日々。
最近は細身のシルエットが主流なので、二の腕の太い私には厳しい。腕が入っても前のボタンが留められないこともしばしば。「前は締めずに開けて着ると決めて、買われる方もいますよ」と何度言われたことか。
だからといって大きめサイズを着ると、袖が長すぎてカッコ悪いことになるので、私がダイエットをするのが、近道かも?!
丈やウエストのシルエット、襟の大きさ、生地のハリ感の違いで、OLさん風になったり、刑事(デカ)風になったり、幼稚園児みたいになったりするので、NGスタイルにならないよう気をつけたいです。
そんな「運命のトレンチ」を探すなか、実は心ときめいたブランドが2つあります。
イギリスの老舗「Aquascutum(アクアスキュータム)」と、ベーシックで洗練されたアイテムがそろう「HYKE(ハイク)」。どちらもカッコよく着こなせるシルエットが好みだったのです。
でも、私にとっては、「よし買っちゃおう!」となかなか思える金額ではなく、財布の紐は緩みませんでした。
来年にもう一度試着して、このどちらかを選べる余裕があればいいなぁ!