入門テキスト 社会保障の基礎
東洋経済新報社
- 西村淳(著者)
少子高齢時代に社会保障は持続可能か? 制度の意義・目的・機能を法学、経済学、社会学、行政学から多角的に解説した入門テキスト
大学生が最初に社会保障について学ぶためにも
実務家の学び直しのためにも
社会保障を知るために必要十分な、「意義」「実態」「仕組み」「歴史と政策の現状」「課題」の情報を、法学・経済学の分野からバランス良く学ぶことができる入門テキスト。
本書の構成――「はじめに――本書のねらい」より
●現代の生活における社会保障の比重は高い。誰もが医療や年金の給付を受ける。社会保険料や消費税を払う。社会保障給付費は110兆円を超え、国民所得の3割を占める。社会保障・税の一体改革、不安定雇用、高齢者の暮らし、貧困などが、新聞の政治面や社会面、またテレビのニュースなどで連日報道される。現在の制度では立ちいかないとして、「抜本改革」が必要だとする批判も多い。若い世代の多くは、上の世代のために過剰な負担をしていると感じている。受給者のほうは、財政的な理由で給付を削減するのはけしからんと感じている。一方で、社会保障は制度で規定されており、白紙から考えるわけにはいかないので、基本的な仕組みがわからないと論じられない。
●本書は、そのような関心と悩みを持っている一般の方々や大学生向けに執筆した社会保障の概説書である。
発売日:2016-04-08
目次
第1章 社会保障総論
第2章 年金
第3章 就労支援と労働保険
第4章 生活保護
第5章 医療
第6章 介護
第7章 障害者施策
第8章 児童福祉と子育て支援
第9章 権利擁護
第10章 社会保障と行政
第11章 社会保障と財政
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