入門 経済学のための微分・積分
東洋経済新報社
- 小宮英敏(著者)
微分と積分を理解し使いこなすことが、経済学で使う数学を理解するための第一歩。その考え方・技法を身に付けるための入門テキスト。
☆経済学で使う数学を理解するための最初の一歩は、微分と積分の理解から
高校で履修した「数学」の知識を前提として、きちんとしたステップを踏んで学習をすれば、大学で経済学・社会科学を学ぶために必要な数学の考え方・知識・技法、社会人になっても役立つ数学の知識を身に付けることができます
【本書では経済数学を以下のステップで学習します】
(1)経済学における数学の役割を実感する
(2)関数および関数の連続性について正しく理解する
(3)関数の性質を記述する微分法を学ぶ
(4)消費者や企業の最適化問題を解決する
(5)変数が2つに増えたらベクトルを用いる
(6)ラグランジュの未定乗数法がこれでわかる
(7)確率論や統計学の基本の正規分布は積分から理解できる
(8)行列を利用すれば2次元正規分布もわかる
本書「序」より………本書で行う数学の学習は高校の授業とは違った雰囲気になるはずである.もちろん計算は頻繁に現わるが,どうしてその計算がなされるのかという理由や動機に重点がおかれ解説は比較的長くなる.
したがって,焦らずにゆっくり読み進めてほしい.諸君がこれまでに学んだ数学の意味を再認識してもらえることを期待している.
本書で試みた高校とはいくぶん雰囲気の違う数学の学習を通じて,社会科学にとどまらず,これからの諸君の長い人生を豊かにする教養の1 つとして数学を付け加えてもらえれば,著者として望外の幸せである.
発売日:2015-04-23
目次
序
第1章 数学と経済学
第1部 微分法
第2章 1変数連続関数
第3章 1変数関数の微分法
第4章 1変数関数の最適化
第5章 2変数関数の微分法
第6章 2変数関数の最適化
第2部 積分法
第7章 1変数関数の積分法
第8章 2変数関数の積分法
付録 問の解答とヒント
索引
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