CSV経営戦略
東洋経済新報社
- 名和高司(著者)
企業は抜本的な社会課題を解決することで、経済価値を同時に増大できる。世界で話題の戦略論を解説した初の本格的経営書。
CSV(共通価値の創造)とは、戦略論の泰斗マイケル・ポーター(ハーバード大学教授)が、2011年に提唱した新しい経営モデル。企業は、抜本的な社会課題を解決することで、経済価値を同時に増大できる。これは慈善や非営利の事業ではなく、本業としての経営戦略に組み込むことで初めて実現できる。CSVは、従来の戦略論を根本から見直す試みであり、世界的にも大きな影響を与え始めている。本書では、日本企業がCSVをいかに自社の経営戦略に取り込み、飛躍を遂げていくべきか。ポーター教授の下で学び、現在ビジネススクールで教鞭をとりながら、ファーストリテイリング、BCGをはじめとする企業のアドバイザーを務める著者が、ポーター教授の理論やCSRとの違い、豊富な内外の企業事例、そして、実践に至るまでを具体的に提案するものである。著者とポーター教授、グラミングループ総裁のムハマド・ユヌス博士との各対談も収録。
発売日:2015-10-16
目次
第1章 21世紀型経営モデルの出現
第2章 CSVで世界をリードする欧米企業
第3章 新興国発CSVの台頭
第4章 日本のCSVフロントランナー
第5章 ファーストリテイリングのCSV経営
第6章 CSV経営を実践する
第7章 CSV2.0への道
第8章 J-CSVが実現するグローバル成長
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