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囲碁AI時代の新布石法 ~天頂七段相手にブラックホールを試してみた~

こんにちは。「おばけキャッチ」というボードゲームを日々一人で練習している編集部の山本です。

今日は、7月20日発売の新刊案内!
大橋拓文六段著「囲碁AI時代の新布石法」


大流行中の「アルファ碁の三々」や昨年話題になった「ブラックホール」の解説。「大高目」「五の五」などの奇襲戦法の解説。囲碁AIの碁の解説新布石時代やAIに関する読み物。 書き出しただけで、盛りだくさんの内容です(笑) 

というわけで早速、本書の中で解説されている序盤戦法「ブラックホール」を、天頂の囲碁6の七段相手に試してみました。


天頂の囲碁は2隅で星からの大ゲイマジマリ。ふむふむ。
さて、黒から空き隅を打つ場合・・・



三々がいいと書いてありました。なぜなら・・・



仮に星に打つと、今風?に白からすぐ三々に入られて、これまた今風?に定石の途中で左上のシマリに回られます。こうなると、左下の厚みとブラックホールの左下の石が重複しており、左辺の幅も何だか狭いですね。
この考え方は、「AI」の碁と「新布石」の考え方が融合している感があります。

そんなこんなで、、、色々ありまして、、、



七段に勝っちゃった・・・
ブラックホールすごい!!!!!!!

布石なので、本に書いてある通りの進行にはならないことも多いですが、そこは大丈夫!基本的な戦略と考え方がしっかり解説されているので、応用がいくらでも利きます。ブラックホールについても、もっと詳しく解説されています。

「AIの真似ばかりするのではなく、その考え方を取り入れつつ、AIの進化の100年先を行くような発想をすることが求められている」という大橋先生の想いが詰まった一冊、是非手にとって、新時代の碁を楽しんでください!

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