こんにちは、編集部です。
白石勇一六段の初の著書、「
やさしく語る 碁の本質」が来週発売されます。
白石六段といえば、
毎日更新中のブログでご存知の方も多いはずです。
囲碁ファンの目線に合わせた棋譜解説、囲碁界の話は非常に参考になりますよね。
今回、書籍のオファーにも快く応じていただきました。
ただ、原稿締め切り日が近づいてくると、毎日更新されているブログを見て、原稿がきちんと進んでいるか不安になったことは否めません(笑)。
しかし、そこは白石プロ。締め切りにもきちんと間に合わせてくれました。
さて、書籍の概要は、すでに
先生のブログで取り上げていただいております。
そこで、ここでは序章、第1章の内容を少しご紹介。
合わせて20ページほどしかないのですが、本書の肝といえる箇所です。
ここだけ読むだけでも、人によっては1子、2子強くなるのではないかと思えるほどです。
まず序章では、いきなり囲碁用語を1ワードにつき1ページ解説するという珍しい構成になっております。
たとえば、「
厚み」はこのような感じです。
ある程度、碁が打てるようになると、こういった囲碁用語はなんとなく分かったつもりになりがちです。
本書で扱うのは「
根拠」「
厚み」「
模様」「
ボウシ」「
消し・肩ツキ」「
打ち込み」「
大場」「
シマリ」「
ノゾキ」の9つ。
私も当初、これぐらいの用語の意味は大丈夫だろ…と思って読んでおりました。
しかし、しかし、全く本質を外した覚え方をしている用語もあり愕然としました。
皆さんも、自分がどれぐらい意味を理解できているか確認してみてください。
続く第1章が本書の本筋である「
石の強弱」についての話です。
たとえば「
なぜ空き隅から打ち始めるのがよいか?」という問いに、皆さんはどう答えますか?
「そりゃ、辺や中央より地をつくりやすいからでしょ」と考えた方、本書ではその解答は△です。
白石プロの解答、解説は本書をご覧いただきたいのですが、序章に続き、こちらも読み応えのある章になっております。
本書のメインターゲットは級位者の方々ですが、上記の通り、有段者でも必ず得るものがある内容になっております。
ぜひ多くの方に手を取っていただければと思います。
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