棋譜はどこまで並べるべきでしょうか?
200手や300手の棋譜を並べるには相応の時間がかかりますが、それに見合ったものが得られるでしょうか? 私は、上達の効率という観点からすれば、多くの方には必要ないと考えています。なぜなら、後半になるにつれ、対局者は読みや数字といった基準を元に着手を決めることが多くなるからです。つまり、棋譜並べの基本である、パターンを身につけるということも難しいのです。
〇中盤のはじめまで並べれば十分だと考えています。
中盤は読みに基づいた着手が多くなり、布石よりは難しいのですが、中盤までは是非並べてみてください。なぜなら、布石は中盤戦のための準備区間ですが、その準備が具体的にどう生きるかということは、中盤戦を並べてみないと実感できないからです。布石をしっかりと学ぶためにも、なるべく中盤のはじめぐらいまでは並べておくとよいでしょう。
〇着手の意味が理解できなくなったら止めればいい
途中まで並べるだけでも、しっかり効果は出るのでご安心ください。
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