『働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社』
小室淑恵 著/毎日新聞出版 刊
働き方改革についての“大きな誤解”に、「働き方改革は仕事の成果に悪影響がでる」(売り上げが下がってしまう等)があります。
掲載されている企業は、働き方改革によって生産性を高めた結果、業務時間の削減だけでなく売り上げアップなど、本来業務そのものの成果を高めることに成功しています。
仕事の成果を高めるため、どの企業も大切にしてくださったのは、自ら考え行動する社員をいかに増やしていけるか。
これは、私たちがコンサルティングを実施する際とても大切にしていることの一つです。上司が指示命令する組織は、意思決定が速いですが考える機会を失った社員は自らの手で業務効率を上げ、働き方を改革することはできません。とはいえ、社内で誰も取り組んだことがないプロジェクトの中で、試行錯誤し、やってきたことに違和感があれば軌道修正を繰り返してまさしく自らの手で働き方を改革する手法を身に着けてくださいました。
トライアンドエラーを繰り返してくださった20社は、本質的な働き方改革が進んだ企業です。きれいごとだけでない、赤裸々な部分も多分に盛り込んでくださっていて、あなたの会社でもできる!ということを感じていただけるのではと思います。
まさしく今年が日本の生産性を決める年と言っても過言ではないでしょう。この波に乗って成長し続けられるか、チャンスをつかめず沈んでしまうかは、今のあなたの行動にかかっているのです。
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