AIの影響で、辺にワリ打ちする手が激減しました。
第2回と第3回では、ワリ打ちの攻略法ともいえる手筋を紹介します。
テーマ図5

白△の二間ビラキはまだまだ不安定です。白の立場なら、しっかり補強しましょう。
黒の立場なら、相手が手抜きしたら厳しく攻めて主導権を握ってください。
1図(手抜きしたら…)

白1などと手抜きしてきたら、黒2とボウシしましょう。
黒4、6と攻めが続くので、黒好調です。
2図(補強する)

白は1と補強するぐらい。
黒は2のノゾキを利かしてから黒4と守るのが、石の調子です。
続いて─
3図(黒の狙い)

白1と手抜きすれば、黒2のオキで踏み込みます。
黒6と根拠を奪いながら実利を稼ぎ、黒8とトンで黒満足です。
4図(石塔シボリ)

3図白3では、白1、3の出切りも考えられます。
白5から石塔にシボろうという作戦です。
続いて─
5図(黒先手)

白3のカケには、黒4と抜いて様子を見たい。
白5まで白は厚くなり、黒は先手で実利を稼ぐワカレで一段落。
6図(白つらい)

3図の白3で、白1、3の出切りは感心しません。
黒8と白一子を取られてはつらい。
『勝率アップの特効薬! 囲碁・序盤の手筋』は知らないと序盤で差がついてしまう手筋を紹介しています。
手の紹介から、どのような分かれになるのか、注意するべき変化まで丁寧に解説してあります。最後にはまとめページで重要事項を簡潔にまとめてあるので、読み終わった後には簡単に復習できます。
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