マッコルリの旅
東洋経済新報社
- 鄭銀淑(著者)
マッコルリ、地元料理、人に魅せられ、呑んで食べて、どっぷり楽しむ韓国の旅。現地情報も満載で、ガイドブックとしても最適。ソウルだけでは見えてこない、韓国の魅力を紹介します。
『地方のデポチプ(マッコルリ酒場)で飲んでいると、酒そのものよりも、酒母(女将)やお客さんの人柄、町の空気が、何よりもごちそうだ。朝は夜勤明けの道路工事のおじさんと、昼は市場の仕事を終えたおばさんと、そして夜は農家のおじさんと次がれコンドゥレマンドゥレ(へべれけ)。歌や踊りまで飛び出した。10年近く日本の仕事をしているため、個人主義が身についてきた私だが、今回の取材では久しぶりに暑苦しいほどの情の海に身をゆだねた。』
上記はまえがきにあたる『まずは一杯』よりの抜粋。本書は韓国の大衆酒であるマッコルリそのものよりも、著者が江原道の束草から全羅南道の海南まで、各地のマッコリを飲み歩き、酒場や酔客の熱気、町や醸造場の歴史ドラマなどを伝えることに重きを置いた紀行文である。韓国の魅力を再発見すること間違いなしの一冊である。
発売日:2007-08-09
目次
第一章 全羅道・忠清南道の旅
第二章 忠清北道・安東の旅
第三章 釜山・慶尚道の旅
第四章 江原道・京畿道の旅
第五章 マッコルリのある店
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