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製薬大再編―週刊東洋経済eビジネス新書No.270

東洋経済新報社

武田薬品は約7兆円相当で製薬大手シャイアーを買収すると公表。背景には新薬開発への危機感だ。一方、ノーベル賞受賞で沸く小野薬品の「オプジーボ」だが猛追も激しい。新薬開発をめぐる製薬大手の今と今後を探る。

武田薬品工業は2018年6月、アイルランドに本社を置く製薬大手シャイアーを買収することで基本合意したと公表した。その額は約7兆円相当。日本の産業史上最大の買収だ。背景にあるのは、国内最大手でも新薬を生み出せなければ没落するという危機感だ。
一方、2018年のノーベル医学生理学賞を京都大高等研究院の本庶佑特別教授と米テキサス大のジェームズ・アリソン教授の2氏に授与すると発表した。本庶氏の研究は、小野薬品工業のがん免疫薬「オプジーボ」に応用され、2017年にグローバル売上高約6500億円を稼ぎ出した大型薬だ。だが、同じく「抗PD-1抗体」と呼ばれる治療薬では、メルクの「キイトルーダ」の売上高は約4300億円、メルクの猛追で首位を伺う勢いとともに小野薬品には薬価の壁も高い。
製薬大手でも新薬の開発・臨床試験から発売までには、多額の開発費と時間が必要だ。おのずとM&Aが盛んになる。日本の大手製薬の現状をリポートし“タケダショック”が新たな再編の呼び水になるのか探っていく。

本誌は『週刊東洋経済』2018年6月16日号掲載の27ページ分を電子化したものです。

発売日:2018-11-01

目次

賭けに出た武田薬品 浮かび上がる財務リスク
ウェバー体制に燻る不安
迷走する湘南研究所
INTERVIEW アナリストはこう見る!
 持続的成長のための時間稼ぎだ(UBS証券・関 篤史)
 買収完了後も最大の課題は残る(クレディ・スイス証券・酒井文義)
5分で丸わかり 製薬業界の実態
相次ぐ海外M&A 失敗から学ぶ教訓
アステラス製薬と第一三共が統合する日
薬価制度改革の波紋
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