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刑事と大学生の思いがリンクしていくバディミステリ!|販売担当Nの『家政夫くんは名探偵! 』感想

楠谷佑著『家政夫くんは名探偵! 』は現在4巻まで刊行しています。
コミカライズも連載中の人気バディミステリシリーズです。

 

楠谷佑先生の『家政夫くんは名探偵! 』を読みました。
刑事の主人公、怜と、家事代行サービスで働く大学生、光弥。
たまたま出会った二人が一緒に捜査をする物語です。
 
熱血で誠実な怜、聡明でミステリアスな光弥、と対照的な二人。
一緒に行動をする中で互いの存在が大きくなっていく先で、光弥の過去と思いに触れていく1巻。
個人的には言葉になる思いが控え目な印象もあります。
だからこそ相手のことを思う瞬間が増える様子やここぞという時に描かれる思いにグッときました!
 
また二人の距離感が事件の解明とリンクしているのも秀逸。
謎解きも1つの気づきからの輪郭を得るような感覚が心地よかったです。
バディものとしてもミステリ作品としても楽しめた、素敵な作品でした。

販売担当 N