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競争戦略としてのグローバルルール

東洋経済新報社

製品や知財で勝っても、国際ルールの変更で市場から排除される日本企業。国際交渉の最前線に立ってきた著者による国際経済戦争の内側と日本が取るべき戦略を説く。

製品や知財の競争力で勝っても、ルール変更で市場から排除される日本企業。スポーツの世界でいえば、スキーや柔道やF1などで味わった苦い経験が今、グローバルビジネスの前線で再現されている。
国際的なルールづくりの主導権をとるためにはどうすればよいのだろうか? 電気自動車、携帯電話、ナノテク、国際会計基準、環境問題、キャラクタービジネス、著作権ルールの変更、などのルールをめぐる企業と国家の攻防を制するのは、異質なプレイヤーとの思考方法や世界観の競争である。
日本企業やビジネスマンが世界で戦うために必要なのは、英語や会計知識にも増して、競争相手の思考方法を理解することであり、みずからの世界観を持つことである。政府代表トレードネゴシエーターとして日本の対EUロビイストの草分けであり、かつWTOルール交渉の主席交渉官をつとめ、国際経済戦争の最前線で紛争解決にあたってきた現役の経産官僚が示した、国際経済交渉の力学と日本企業がとるべき新しい戦い方。

発売日:2012-04-12

目次

第1章 ルールに翻弄される技術力の日本
第2章 戦いのルールが変わった
第3章 グローバルルールの孤島と化す日本
第4章 未来志向を阻む呪縛
第5章 競争の前提を変える第3の経営戦略
第6章 交渉の実践テクニック
第7章 ルールメーカーの条件

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