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古碁×AI 秀和と秀策に学ぶ勝負術

マイナビ出版

古碁をAIで徹底解剖!

古碁をAIで研究して解説した一冊です。
古碁は石の流れが綺麗で、並べると序盤が上手になると言われています。
それはまさにその通りなので是非並べていただきたいです。

それに加えて、AIで古碁を研究すると、中盤や終盤のレベルの高さも浮き彫りになりました。
「戦いやサバキでのAIの候補手との一致率」や「大石同士のフリカワリの形勢判断」など、現代のトップ棋士と比べても遜色ない応酬がされています。

本書は一局の勝負所の局面を詳細に解説。その後に解説付きの総譜が続く構成になっています。
詳細解説では参考になる手筋や作戦の構想を学び、総譜では一局を並べて筋の良さや序盤の石の流れを身につけてください。
メインで取り上げるのは本因坊秀和と本因坊秀策。どちらも歴代最強と言われる古碁のトップ棋士です。
『耳赤の一局』や『秀和と幻庵の名人争碁』など名局の最新研究も収録。また、秀和や秀策はもちろん、対局相手となる棋士のエピソードも充実しています。
「古碁が好きな方」「古碁のAIによる研究結果に興味のある方」「純粋に碁が強くなりたい方」などいろいろな方に、是非手に取っていただきたい一冊です。

目次
序章 耳赤の一局 最新研究
第1章 本因坊秀和
・AI超えのブツカリ
・棋譜並べの意味
・幻庵との争碁
・優勢時の勝ち切り方
第2章 本因坊秀策
・耳赤に隠れた名局
・AI超えのヨセの妙手
・危うかった御城碁19連勝
第3章 秀和vs秀策
・若き日の一局
・アニメでも使われたこれぞ名局

発売日:2021-07-22

ページ数:224ページ

著者プロフィール

  • 大橋拓文(著者)

    大橋拓文(おおはし・ひろふみ)
    昭和59年生まれ。東京都出身。菊池康郎氏に師事。 平成14年入段。25年六段。 29年東京工業大学非常勤講師。
    著書に「囲碁AI時代の新布石法」「究極の上達ツール アルファ碁Teach完全ガイド」
    「実用性抜群! 基礎が身につくコンパクト詰碁180」(マイナビ出版)など多数。
    囲碁AIと古碁に関して造詣が深いことで知られている。

    寺山怜(てらやま・れい)
    平成2年12月20日生。東京都出身。藤澤一就八段門下。 平成19年夏季入段(平成20年度採用)、令和2年六段。
    日本棋院東京本院所属。 27年第10回広島アルミ杯若鯉戦優勝。28年NHK杯準優勝。
    著書に『誰でもカンタン! 図解で分かる囲碁の読み』(マイナビ出版)、『ヨセの強化書』(日本棋院)など。
    若手ながら古碁に精通していることで知られている。
    また解説力に定評があり、タイトル戦の新聞解説や日本棋院 YouTubeチャンネルで解説の常連になっている。