ヤンキー消費をつかまえろ-週刊東洋経済eビジネス新書No.09
東洋経済新報社
- 週刊東洋経済編集部(著者)
ヤンキーといっても不良のことでない。地元を愛し、仲間と絆を愛する新保守層だ。実は彼らの消費意欲は非常に強いのだが、企業は彼らをとらえきれていない。長らく主役不在の消費シーンに現れた新保守層の姿を追う。
ヤンキーといっても、不良でもなければ、暴力、犯罪とも関係ない。地元を愛し、仲間と絆を愛する新保守層のことだ。地元愛や仲間愛は、東日本大震災も契機となって、日本に対する誇りに昇華した。絆LOVE、祭LOVE。かつてない保守的考えが若い世代に広がっている。
一方、そんな彼らの消費意欲は、実は予想以上に強いのだが、企業は彼らのような新しい消費層をとらえきれていない。
企業はいまだに団塊ジュニアを追いかけている。しかし、そんな団塊ジュニアも今や40歳前後になり、ほとんどは家族を持った。住宅ローンや子どもの教育費といった負担がのしかかり、若者的な消費を続ける余力がさすがに減ってきている。彼らに代わる若者消費の掌握が急がれるところだ。長らく主役不在の消費シーンに現れた新保守層の姿を追う。
発売日:2013-03-02
目次
・地元族
・丸の内隠れヤンキー
・Mart族
・現状維持志向が強い若者世代
・ヤンキー的なるものが日本に蔓延している
・消費の主役「団塊ジュニア」世代交代
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