新興国投資戦略
東洋経済新報社
- みずほ証券投資情報部(著者)
新興国証券市場の株式が不安定なのは、中国経済の減速が原因だ! 中国が抱える構造問題を分析し、新興国投資戦略を考える。
インド、中国、ASEANなど新興国にはさまざまな課題があるが、長期的にみれば、人口動態、社会インフラの拡充、広域経済連携、技術革新等による生産性の引き上げにより、経済成長は確実と言える。
著者は、こうしたタイミングを捉え、あらためて新興国について、成長への道筋、必要な政策対応、リスク要因など整理するとともに、有望な投資先はどこであるのかを示すことを目的として本書を執筆した。
序章では、新興国経済の現状と課題を俯瞰するとともに、なぜ、今、新興国に注目するのか等、本書のアウトラインを提供。
第2章では大国、中国経済について、主に構造的な側面を中心に課題と今後の見通しを提示するとともに、人民元改革・国際化の可能性と限界について解説する。
第3章では中国以外のアジア諸国が、今後、「中所得国の罠」を越え飛躍していけるのか、広域FTAや各国の成長モデル等、さまざまな角度から論じる。
第4章では、各国の政治・経済の現状や将来展望をふまえ、為替市場の見通しを紹介、最終章の第5章では、新興国投資に欠かせない基礎情報の収集の仕方や為替市場の決定理論、投資戦略の立て方等を紹介するとともに、有望な投資国を抽出した。
本書は、これから国際分散投資を始めようと考えている読者や既に新興国資産を保有されている読者に、有益なガイドブックとして活用いただける書である。
発売日:2017-03-10
目次
まえがき
序章 アジアをハブとした新興国経済の潜在力に再注目
第1章 再評価される新興国資産
(1)新興国経済の現状と今後の課題
(2)新興国マーケットと個人投資家
第2章 中国経済と人民元の行方
(1)中国経済の行方~構造問題の深層と景気減速リスク
(2)人民元の行方――人民元の改革・国際化の限界
第3章 成長のダイナミズムが続くASEANとインド
(1)人口6・3億人の巨大市場、AEC発足
(2)中所得国の罠を乗り越えるためのASEANの課題
(3)ASEANは政治的な安定がカギ、地政学リスクに留意
(4)モディノミクスが成長を底上げするインド
第4章 今後の新興国の国・地域別の投資戦略
(1)経済連携強化により成長押し上げを図るASEAN
〈インドネシア〉
〈タイ〉
〈フィリピン〉
〈ベトナム〉
〈「アジアの世紀」の実現に向けて〉
(2)モディノミクスの進展で安定化に向かうインド・ルピー
(3)資源投資ブームに揺れたブラジル・レアル
(4)ペニャニエト大統領のもと、構造改革を進めるメキシコ
(5)エネルギー依存からの脱却を迫られる大国ロシア
(6)非資源部門へのリバランスを探るオーストラリア
第5章 新興国投資の魅力と実践
(1)新興国からの資金流出の背景と今後のポイント
(2)ファンダメンタルズに基づいた有望な投資国を探すには
あとがき
筆者略歴
絶賛!発売中!
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- 私、コスモの目になる!
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- 橘内美佳(著者)
- ノンフィクション・評論
- わけあって、青森県のとある高校馬術部にやってきた盲目の牝馬と、3年間、その世話を担当した女子高校生との心の交流を描いた感動のノンフィクション。長渕文音主演「三本木農業高校、馬術部~盲目の馬と少女の実話~」の原案となった作品。
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- サブプライム問題は金融危機へと波及した。そこで使われたデリバティブ取引は諸悪の根源なのか? ファイナンス理論とその正しい使い方を現実に即して面白く読ませる。
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