第13回 フリマアプリに初挑戦してすっきりクローゼットに!
2018.01.24
私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。
「クローゼットやタンスの引き出しの中は洋服でパンパンなのに、明日着る服がない!」女性なら誰もが持っている悩みではないでしょうか。私もコレ!という服がないからまた買って、さらにクローゼットがあふれるという悪循環を繰り返しています。
1年に数回、衣替えなどで片付けスイッチが入ったとき、フリマに出したり誰かにあげたりして着ない洋服を処分しているのですが、買った時の金額が高かったり、個性的すぎるデザインのものなどは、何年もクローゼットの隅にぶら下がったままになっています。正直、ヒョイと誰かにあげても、相手も困ってしまいそうです。
大切にしていた洋服は、その価値を共有できる人に選んでもらえたほうが、服も自分もしあわせです。誰かに着てもらえることがいちばんうれしいので、「フリマアプリ」で売ってみよう!と思い立ちました。
10年以上前に買ったミナペルフォネンのワンピース。大きなドット柄がインパクトありすぎて着こなせなかったアイアムアイのトレンチコート。フリマアプリで買ったけどサイズが合わなかったpippiのレースアップシューズなどを売ることにしました。
私が利用した「メルカリ」と「フリル」は、スマホで簡単に参加できます。もともと会員登録して購入する側として参加していたので、あっけないほど簡単に出品することができました。
まずは、商品の写真撮りです。正方形のフレームで色んな角度から撮ります。キズや汚れがある場合は、正直に写真に収めなければなりませんが、「おしゃれだな!欲しいな!」と思ってもらえることが大事なので明るく加工して写真の雰囲気がよくなるよう工夫しました。どこのブランドのものか明確に伝わるようタグのアップ写真も必ず撮るようにしました。
商品の説明文は、似たような商品を出品している人の文章を参考に。あとからのトラブルを避けるため、ウィークポイントも正直に書くようにしました。
出品してしばらくするとスマホから「いいね!」とお知らせの通知音が。これはうれしい。コメントなどでやりとりをして購入してもらえた時は、思わずにんまりガッツポーズしてしまいました。
古着ではありますが、なるべく喜んでもらいたいので、購入してもらった服はきれいに洗ってアイロンもかけて、プレゼント包装とまではいきませんが丁寧にラッピングにもこだわりました。知らない人とお金のやりとりをするのですから、気持ちのいい取引きを心がけたいですよね。
はじめてフリマアプリを利用して、なんと時代は進んでいるのかと驚いたのがめんどうな宛名(送り状)を書かなくていいこと。フリマアプリで配送方法を選ぶと、QRコードが出てきます。その画面をコンビニや郵便局にあるマシンでピッと読み取るだけで、自分の住所も相手の住所が印刷された送り状が出てくるんです。それを専用の封筒に入れるだけ!これには、びっくり、近未来だわ~!と感心してしまいました。
まだ、はじめて2週間も経っていませんが、いつまでたっても「いいね」がこない商品がいくつかあります。リアルファーに覆われたブーツ、ビビッドカラーのバッグ、革のボストンバッグなどなど・・・。誰も欲しがらないものを、持っている自分のセンスのなさに反省。
断捨離をしてすっきり生きていくには、新しくモノを買う時、自分に必要がなくなっても誰かが欲しいと思ってもらえるものを選ぶ力をつけたいと思いました。ずっと魅力が失われないモノたちに囲まれて、暮らしていくのが理想です。
今回、フリマアプリに初挑戦してよかったのは、クローゼットを見直せたこと。自分にとって必要な服、処分していい服の線引きがはっきりとできたので、クローゼットの片付けがはかどりました。処分していい服も、売れそうな服、捨てるしかない服、人にあげる服など、細かく分類できたことは、すっきりクローゼットへの近道になったと思います。
売れない服たちはどう処分するか検討中ですが、フリマアプリで洋服を売ることは、思ったよりも面倒くさくなかったし、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるので、隙間時間に続けていこうと思います。