第12回 25年ぶりの挑戦!大人リュック
2017.10.02
私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。
最後にリュックを買ったのは、大学生の頃なので25年前です。(四半世紀も前!)通学にも遊びにも、富士登山にも使えるサザビーで買った黒いシンプルなリュックがお気に入りでした。
その後リュックから遠ざかっていたのは、大人っぽくおしゃれに着こなせるコーディネートのイメージが作れなかったからです。当時は少しでも社会人らしく見られたいのに、リュックを背負うと学生っぽく見えてしまうので使わなくなってしまいました。さらに、結婚して母になってからも、リュックは遠ざけたいアイテムでした。小さな子供がいてリュックを背負うと「子育てが大変そうなお母さん」に見られる気がして、いやだったのです。「自分のおしゃれも楽しんでるお母さん」でいたかったので、大きめのマリメッコのトートバッグがお気に入りでした。
そして40代になり、いつも布のトートバッグではカジュアルすぎるので仕事への打ち合わせなどにはきれいめの革のバッグを愛用しています。きちんとした大人の革バッグを手にいれると、次は違うイメージのものが欲しくなる天邪鬼な私は、ここにきてリュックを新鮮に感じるようになりました。45歳のおばさんまっしぐらな私にとって、リュックが持つ若々しいアクティブなイメージが、いまの自分に足らないものかも!と思ったのです。
25年ぶりに自分用のリュックをさがしてみました。
私の選ぶ基準は、
1.色は何にでも合わせられる黒、
2.長く使える定番ブランド、
3.カジュアルにもアウトドアにも、チョイきれいめにもコーデして違和感のないもの、
4.大学生の娘が持っても、おじいさんが持ってもしっくりくる性別を問わないエイジレスなもの
の4点でした。
各ショップに試着にもでかけ、悩みに悩んで最終的に決めたのは一番条件に合っていたノースフェイスのホットショット。自転車に乗るときはもちろん、街に出かけるときにも愛用して、アクティブに見える(であろう)自分を楽しんでいます。単純なもので、リュックが似合う山や公園に、行きたくなったりもするので、結果的に本当にアクティブな自分になってるので買ってよかった!
この先、私がこのスタイルに飽きたとしても、子どもたちにも好評だったので、誰も使わないタンスの肥やしにはならなくてすみそうです。
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この連載の記事も収録されいます。
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