迷わない!すぐできる年末までのお片づけのはじめ方|整理収納アドバイザー上田麻希子の自然と片づく家づくり 第20回|くらしの本棚

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迷わない!すぐできる年末までのお片づけのはじめ方|整理収納アドバイザー上田麻希子の自然と片づく家づくり 第20回

お片づけに全く興味のない主人と7歳の息子、10歳の愛犬と築17年の3LDKのマンションで暮らしています。

家族がいるとお片づけは自分だけの考えではうまくいかない事も多いですよね、一緒に暮らしている人がいるのならお互いの歩み寄りはとても大切なこと。

私自身、主人と息子の性格を考慮して相談しながら家のお片づけをしてきました。お互いの意見を取り組むとその家の正解が見えてきます。

散らかるのは当たり前、散らかってもすぐに片づけられる仕組み作りさえしていればイライラも少なくすみます、
我が家のお片づけ方法、収納など含めて少しでも参考になる所があれば幸いです。

はじめに

今年も残り2ヶ月をきって大掃除、お片づけというワードを目にすることも多いのではないでしょうか?

今回は【迷わない】【すぐできる】
おうちの中の整理についてお伝えしていきたいと思います。

粗大ゴミの処分

大切な家の中に場所を占領している粗大ゴミはありませんか?
お片づけサポートでお伺いしているとよくこの場面に出くわします。
電話するのが面倒、業者を探そうと思ったまま数年過ぎた…などなど!

いざ手配をして家の中から無くなってみると「なんで早くやらなかったんだろう」という場合がほとんどです!
気持ちいい空間がすぐ手に入れられるはずです。

今は使っていないパソコンや携帯電話など、、
ついつい後回しにしたままあるモノは年末の冷蔵庫内の整理ついでに家の中から無くす!
それだけでも空間がうまれて第一歩になります。
捨てるか、捨てないか迷うモノではないはずなので行動あるのみ!ですよね。
ご家庭に粗大ゴミが放置されているままの方は11月中に処理してしまいましょう!

賞味期限&消費期限があるモノの整理

次はキッチンにある賞味期限があるものや、薬類などの消費期限があるモノの整理です。
これらのモノは明らかに年月日が記載されているものなので迷うことなく整理がすすみやすいです。

ご家庭によっては多少切れていても気にしない場合もあると思います。
ただその場合は半年前まで、、などご自身でラインをひいて整理をするといいですよね。

冷蔵庫内の整理について

手が届きにくい上段や奥の方に、ミイラ化した野菜、いつ開けたかわからない瓶、賞味期限が切れた食材が潜んでいないでしょうか?
冷蔵庫の中を整理すると在庫の管理が明確になり二重買いも防げます。

家庭内フードロスのこともあります、経済的にも社会的にも自宅の冷蔵庫の管理をできる状態にまずはしていきましょう。

まずはじめにやるべき事は

冷蔵庫内の賞味期限切れ食材のチェックと廃棄です。

個人的に冷蔵庫整理はこの時期、寒くなってからがオススメ。
全部出して作業すると大がかりに感じてしまいますが食材が少なくなったタイミングで作業する!など決めて実行していきましょう。

チェックと廃棄が終わってから、しばらく使っていなかったモノは何なのか?をみてみましょう。

話題になっていたからとりあえず買ってみた調味料は使い切れないことも多いですよね、
レシピサイト等でその調味料を活かせるレシピを見つけて消費する努力をしてみましょう。
日常的に使わないで入っているものはとりあえず保管しておくのではなく消費するようにしていきます。
廃棄せざるを得なかった理由を考えて、次回買い物する時がきたら
「使いきれるのか?」を意識してサイズや量を考えてから購入するといいですよね。

冷蔵庫内の収納について

整理が終わったら最後に収納です。
せっかく全てを見直したタイミングで入れ方のルールをザックリと決めておく事も大切になります。

入れる場所を決めていなくて、ついつい隙間に詰め込んでいく、、という事を繰り返さないために自分にとって使いやすい状態に仕上げていきます。

大切なポイントを3つお伝えします。

見える化

埋もれてしまったり取りにくくなっている物があるようであれば全てが見渡せる状態にしていきます。
具体的にいうと冷蔵庫上段の1番見えにくい場所には飲み物など賞味期限や保存期限が長いものを置くといいです。
目線が届く範囲の所は常備菜やすぐに消費したいものを入れるのが理想的。

大切な事は死角を作らないということです。

半透明やガラスなど中身が分かる保存容器を使ったりして中身が明確になる状態で収納していければいいですよね。

グループにまとめる

次に同時に使うものや、種類が同じものなものをまとめるということです。
入れているものはドレッシング、調味料、飲み物、薬などご家庭によって様々だとは思いますが大切なことは仲間を作るということです。

ジャムなどをまとめたパンセット、ふりかけやご飯のお供をまとめたごはんセットなんかもいいかもしれませんよね!

出し入れしやすくする

最後にカゴやトレーなどを利用して、冷蔵庫内の空間を有効活用します。
収納というのはただむやいにモノを詰め込むということではありません。
取りやすく、戻しやすい仕組み作りが大切です。

勘違いしてはいけないことは、冷蔵庫内に収納ケースを揃えて整える、いわゆる見た目の問題ではないということ。

収納ケースを使う場合は透明やメッシュ状のものがオススメ。入れているモノがすぐ分かる状態になります。

購入する時は必ず奥行や高さを図って購入するようにしましょう!
細かく分けて収納するのが苦手な場合はザックリとまとめるだけでも大丈夫!
誰にみせる訳でもないのですから使う人が管理できる状態であればOKなのです。
例えば両開きのフレンチドアの場合はどちらに何を入れたか分かっていないとまず片方を開け、なかったらもう片方を開ける、と二度手間になりますよね。
使いやすくするためには、よく出し入れするものは開けやすい側に、たまにしか使わないものは反対側に入れるなど、置き場所を決めて出し入れのしやすい状態にするといいですよ!
場所が決まっていると出し入れの時間が短縮され節電にもつながりますよね!

 

 

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?
整理とは不要なモノを出すということです。
明らかにいらないと分かっているものや賞味期限などがあるものは整理が苦手な人でも進めやすい作業になると思いますのでまずは第一歩!
わかりやすい所からはじめてみて下さいね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
 

プロフィール

上田 麻希子(著者)
千葉県在住

ライフスタイルアップコーディネーター
整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー資格取得前からはじめているインスタグラムでは
「散らかるのは当たり前」
「片づけられる仕組みを家族に合わせて作る」
自宅収納を中心に更新中!

個人宅での整理収納サポートでは
そのお宅のベストを見つけて続けられるお片づけをご提案させて頂いております。

WEBメディアでの執筆、雑誌等の収納監修、企業との商品開発など幅広い分野で活躍中。