日ごろ使わないモノが特等席を占領していませんか? 使用頻度を考慮して収納するだけで日常生活がグンと楽になるに近道に|整理収納アドバイザー上田麻希子の自然と片づく家づくり 第17回|くらしの本棚

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日ごろ使わないモノが特等席を占領していませんか? 使用頻度を考慮して収納するだけで日常生活がグンと楽になるに近道に|整理収納アドバイザー上田麻希子の自然と片づく家づくり 第17回

お片づけに全く興味のない主人と7歳の息子、9歳の愛犬と築15年の3LDKのマンションで暮らしています。

家族がいるとお片づけは自分だけの考えではうまくいかない事も多いですよね、一緒に暮らしている人がいるのならお互いの歩み寄りはとても大切なこと。

私自身、主人と息子の性格を考慮して相談しながら家のお片づけをしてきました。お互いの意見を取り組むとその家の正解が見えてきます。

散らかるのは当たり前、散らかってもすぐに片づけられる仕組み作りさえしていればイライラも少なくすみます、
我が家のお片づけ方法、収納など含めて少しでも参考になる所があれば幸いです。

はじめに

『使用頻度別収納』という言葉を聞いたことはありますか?
お家の中のお片づけをする際、整理(いる、いらない)をした後に
収納する基本の流れがあります。

収納するということは、ただやみくもに置く、入れるだけではありません。
自分や家族が使うモノの頻度を考えて収納場所を決めることが大切です。

例えば大きく使用頻度を分けるとすると

  1. 毎日使うもの(お財布、鍵、スマホなど)
  2. 週に1回程度使うモノ
  3. 月に1回程度使うモノ
  4. 数か月に1回使うモノ
  5. 年に1回使うモノ


①、②についてはある程度生活動線の中に収納場所があるとベストです。
③、④についてはその次に使いやすい収納場所
⑤については普段取り出さないモノなので取りにくい場所で大丈夫ということになります。

今回は⑤の年に1回しか使わないようなものの収納についてお伝えしていきたいと思います。
 

こどもの日の五月人形は段ボールに入れて一括管理!

最近でいうと我が家には息子がいるので端午の節句に飾る五月人形がリビングにありました。その時期が終わると我が家では片づけます、
五月人形にはインテリアとして楽しめるものも多く、家の守り神として一年中飾っているご家庭も少なくないそうですよね。

雛人形のように桃の節句が過ぎたらすぐに片づけるといった言い伝えもないため
慌てて片づける必要もないのですが、季節の行事で使うものということを考えると、我が家の場合は天気のいい日を選んでできるだけ早く5月中に片づけています。

両親から頂いたものでそこそこ大きめのモノ。
マンション暮らしの我が家ではなかなかの存在感・・・
重くてかさばるのですが1年に1回しか出さないモノなのでクローゼット奥の取りにくい場所に収納しています。五月人形は家の中でも比較的取りにくい場所に収納しています。



全てが収まるような入れ物がなく、段ボールのままなのが気になっているのですが・・・今のところこの状態での保管をしています。
中身は子供の日で使うものをまとめて入れています。

収納する場所がないという方は壁に飾れるタペストリータイプや、小さな小物だけ、というように最初からコンパクトなものを選ぶのも一つですよね!

 

 

 

 

キャリーケースは立派な収納に!クリスマスツリーなどを一か所にまとめて省スペース

次にシーズンものとして代表的なものがクリスマスツリー。


購入時の箱に入れて収納していましたが、変形で嵩張る&場所もとるので、キャリーケース収納に変えました。
キャリーケースは我が家の場合海外旅行の時しか使わないので数年に1回の出番のみ、中身は基本的に空でしたのでその空間を活用することにしました。
多少強引ではありますがツリー自体分解できるものなので本体とその他で片面づつ入れて
収納しています。
こちらも五月人形と同様にクリスマスツリーと一緒にツリー用のオーナメント、サンタさんの衣装などクリスマスに関連するもの全てを収納しています。
その時しか使わないモノを一括で管理しておくと使う時、あちらこちらで探さなくて便利ですよ!
 

元々クリスマスツリーを置いていたスペースが空っぽに。
年に数回行くキャンプ用品の収納に使っていきたいと思っています。


最後に誕生日の時に使うものはパーティーグッズとして管理。

こちらも頻繁に使うものではないので、吊り戸の一番高い位置に収納しています。キャンドルなどもまとめて収納。

まとめ

使用頻度が低いモノについては取りにくい場所でも日常生活は困りません
お片づけをする時【使用頻度】を意識して収納する場所を決めていくと快適な生活の近道になると思いますので意識してみて下さいね!

手狭で収納する場所が取れないという方は先ほどご紹介したようなコンパクトタイプにするのもいいですが保管サービスなどを利用するのもありですよね!年に1回しか取り出さないと分かっているものなら忘れてしまうこともないはず!
ぜひご家庭にあった方法を探してみて下さい!
最後までご覧頂きありがとうございました。
 

プロフィール

上田 麻希子(著者)
千葉県在住

ライフスタイルアップコーディネーター
整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー資格取得前からはじめているインスタグラムでは
「散らかるのは当たり前」
「片づけられる仕組みを家族に合わせて作る」
自宅収納を中心に更新中!

個人宅での整理収納サポートでは
そのお宅のベストを見つけて続けられるお片づけをご提案させて頂いております。

WEBメディアでの執筆、雑誌等の収納監修、企業との商品開発など幅広い分野で活躍中。