1級最高得点で4回合格しています(前編)
2019.08.23
今年も日本ビール検定が9月29日(日)に開催されます。
今年で8回目を迎え、その受検者総数は23,881名。ビール検定をきっかけに、人生がどのように変化していったのか。この連載では、検定合格後の人生にスポットを当てて、合格者へのインタビューをお届けします。
ビールとの出会いが、人生を変えた瞬間!ぜひ、お楽しみください。
日本ビール検定の公式サイトはこちら
・現在の職業 →会社員
・趣味 →マイブームはバス利用。地下鉄より時間はかかりますが、普段見ない景色を眺めながらの移動は新鮮です。
・自分PR →雑学が好きです。明治時代、北海道で自生ホップを発見した外国人が、論文で暴風警報の必要性を建白したことを全く無関係の文献で知ったりとか、大阪麦酒吹田村醸造所を設計した人が、実は東京駅を設計した人と並んで明治の建築界の巨匠だったことなどを知ると、意外な繋がりからなんとなく得をした気分になります。ビールの勉強を続けられる理由かもしれません。
編集部:こんにちは!長畑さん。今回は、1級合格の秘訣やビールの魅力について、たくさん語ってください。まずは、びあけんを一番最初に受検したころのお話からきかせてください。
長畑さん:2012年、日本ビール検定が最初に開催された年に2級を受検し、合格しました。翌年1級にチャレンジ。合否通知が送られた封筒を開けてみると「1位」と記されており、正直びっくりして飛び上がりました。
編集部:受検資格には、2級合格が必須ですからね。初めての1級開催で、トップ合格でしたね。
長畑さん:はじめは「合格しました!はい、これで終わり」と思っていました(笑)。しかし、その後、初めての1級受検開催であり、最高得点で合格した記念に、サッポロビール那須工場でビール醸造体験をさせていただきました(写真下)。その時の感想としては、本の上で学んだ工程を実際に目の当たりにして、より理解を深めることができるよい機会でした。糖化から煮沸へと、仕込みの過程を経るにつれて徐々にビールの味に近づいていくのが興味深かったです。
また、1級合格者の新年会も開催され、全国のビールの強者たちと知り合い、予想外のことが続いていきます。自分にとって新しい世界の扉が開き、気付けば自宅の部屋はビールの本でいっぱいになっておりました。 編集部:それで、1級受検が続いていくわけですね。
長畑さん:同期合格した方に、札幌在住でビアバー【Maltheads】のマスター・坂巻さんがおります(写真下)。その方に、「今年も1級受検してみない?」と誘われました。軽い気持ちで2回目の1級受検をエントリーしたものの、冷静に考えると1位合格した後、再受検するメリットは何か? 落ちたら恥ずかしいのでは? とプレッシャーになり、勉強中に少しビールを嫌いになりかけました(笑)でも、結果的に2014年に最高得点合格。その後、2016年、2018年にも最高得点合格ができました。いまでは2年に一度、自分の知識をブラッシュアップするためにも、挑戦しています。 編集部:もともとビールがお好きでしたか?
長畑さん:はい。ビールを飲むのが大好きでした。でも、もっとビールのことを知りたいと思い、日本地ビール協会が主催している「ビアテイスター」を2011年に取得しました。ビアテイスターはセミナーを受講し、その当日に認定試験を受験します。セミナーでは約30種類のビールをテイスティングしながら、ビアスタイルを学び、試験を行うとても楽しいものでした。
編集部:ビアテイスターの資格もお持ちだったんですね。すごいビール通ですね。
長畑さん:自分では、完全に没個性的な人間だと思っているのですが、興味を持ち始めると、とことんのめりこむ性格かもしれませんね。子供のころのエピソードですが、スポーツを見るのが好きで野球やサッカーなど様々な競技のテレビ中継を見ていました。高校時代には学校祭のクラス展示のなかで、その年の12球団ドラフト指名予想をつくって張りだしたこともあります。社会人になって横浜に住んでいたときがあったのがきっかけで、Jリーグ横浜フリューゲルスのサポーターになり、後継の横浜FCを支えたいと思いソシオ会員になったりもしました。
編集部:お話を聞くにつれ、没個性ではなく、超個性をお持ちの方だと思いますが。
長畑さん:勉強というのか、研究が好きかもしれません。一つのことを知ったら、その背景や理由などを知りたくなって研究していく。その繰り返しで世界が広がっていく感覚を持っております。でも、ビールに関しては、今は昔に比べて書籍、インターネットなどを問わず爆発的に情報が増えてあふれているので、取捨選択の目を養うことも必要になっていますね。
次回は、長畑さんの情報収集力や1級勉強方法について伺います。お楽しみに!
<長畑勝則さん>
プロフィール
・現在のお住まい →北海道札幌市・現在の職業 →会社員
・趣味 →マイブームはバス利用。地下鉄より時間はかかりますが、普段見ない景色を眺めながらの移動は新鮮です。
・自分PR →雑学が好きです。明治時代、北海道で自生ホップを発見した外国人が、論文で暴風警報の必要性を建白したことを全く無関係の文献で知ったりとか、大阪麦酒吹田村醸造所を設計した人が、実は東京駅を設計した人と並んで明治の建築界の巨匠だったことなどを知ると、意外な繋がりからなんとなく得をした気分になります。ビールの勉強を続けられる理由かもしれません。
編集部:こんにちは!長畑さん。今回は、1級合格の秘訣やビールの魅力について、たくさん語ってください。まずは、びあけんを一番最初に受検したころのお話からきかせてください。
長畑さん:2012年、日本ビール検定が最初に開催された年に2級を受検し、合格しました。翌年1級にチャレンジ。合否通知が送られた封筒を開けてみると「1位」と記されており、正直びっくりして飛び上がりました。
編集部:受検資格には、2級合格が必須ですからね。初めての1級開催で、トップ合格でしたね。
長畑さん:はじめは「合格しました!はい、これで終わり」と思っていました(笑)。しかし、その後、初めての1級受検開催であり、最高得点で合格した記念に、サッポロビール那須工場でビール醸造体験をさせていただきました(写真下)。その時の感想としては、本の上で学んだ工程を実際に目の当たりにして、より理解を深めることができるよい機会でした。糖化から煮沸へと、仕込みの過程を経るにつれて徐々にビールの味に近づいていくのが興味深かったです。
また、1級合格者の新年会も開催され、全国のビールの強者たちと知り合い、予想外のことが続いていきます。自分にとって新しい世界の扉が開き、気付けば自宅の部屋はビールの本でいっぱいになっておりました。 編集部:それで、1級受検が続いていくわけですね。
長畑さん:同期合格した方に、札幌在住でビアバー【Maltheads】のマスター・坂巻さんがおります(写真下)。その方に、「今年も1級受検してみない?」と誘われました。軽い気持ちで2回目の1級受検をエントリーしたものの、冷静に考えると1位合格した後、再受検するメリットは何か? 落ちたら恥ずかしいのでは? とプレッシャーになり、勉強中に少しビールを嫌いになりかけました(笑)でも、結果的に2014年に最高得点合格。その後、2016年、2018年にも最高得点合格ができました。いまでは2年に一度、自分の知識をブラッシュアップするためにも、挑戦しています。 編集部:もともとビールがお好きでしたか?
長畑さん:はい。ビールを飲むのが大好きでした。でも、もっとビールのことを知りたいと思い、日本地ビール協会が主催している「ビアテイスター」を2011年に取得しました。ビアテイスターはセミナーを受講し、その当日に認定試験を受験します。セミナーでは約30種類のビールをテイスティングしながら、ビアスタイルを学び、試験を行うとても楽しいものでした。
編集部:ビアテイスターの資格もお持ちだったんですね。すごいビール通ですね。
長畑さん:自分では、完全に没個性的な人間だと思っているのですが、興味を持ち始めると、とことんのめりこむ性格かもしれませんね。子供のころのエピソードですが、スポーツを見るのが好きで野球やサッカーなど様々な競技のテレビ中継を見ていました。高校時代には学校祭のクラス展示のなかで、その年の12球団ドラフト指名予想をつくって張りだしたこともあります。社会人になって横浜に住んでいたときがあったのがきっかけで、Jリーグ横浜フリューゲルスのサポーターになり、後継の横浜FCを支えたいと思いソシオ会員になったりもしました。
編集部:お話を聞くにつれ、没個性ではなく、超個性をお持ちの方だと思いますが。
長畑さん:勉強というのか、研究が好きかもしれません。一つのことを知ったら、その背景や理由などを知りたくなって研究していく。その繰り返しで世界が広がっていく感覚を持っております。でも、ビールに関しては、今は昔に比べて書籍、インターネットなどを問わず爆発的に情報が増えてあふれているので、取捨選択の目を養うことも必要になっていますね。
次回は、長畑さんの情報収集力や1級勉強方法について伺います。お楽しみに!