日本の「水」がなくなる日
誰も知らなかった水利権の謎
主婦の友社
- 橋本淳司(著者)
日本の水源を巡る外国・国内企業の争奪戦、水利権が日常生活に及ぼす影響など、日本の水問題を浮き彫りにする。
日本の林業の衰退に伴って、山林の価値は下落し続けている。木材の生産以外に用途が見込めない山林は維持するだけで莫大な固定資産税がかかるため、地主は売却に躍起だが、なかなか売れず、手をこまねいているという。そこへ近年、日本の山林を買い占めている外国人グループがいるという。彼らは全国の名水の水源地がある山林を積極的に買っているが、将来、水源地の水利権を主張するのではないかと危惧されている。
発売日:2011-05-06
目次
はじめに
第1章 水を育まない森
第2章 なぜ土砂災害が増えたのか
第3章 外資に買われる森と水
第4章 森と水を守る法律
第5章 迷走する林業行政
第6章 市民の力で森と水を守る
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