風景写真の7ピース 撮影イメージがひらめくアイデアノート
インプレス
2人の写真家が伝授する写真力を磨くヒント
目的も考え方もまったく違う
2人の個性的な風景写真家が、
どういうイメージを描き、
何をどう伝えようとしたのか。
試行錯誤、創意工夫のプロセスを
7つのピースに分解しました。
写真の構想を練って
独自のイメージをつくるための
「視点」「構図」の考え方。
現場の環境や被写体の様子を観察し、
その魅力を最大限に引き出すための
「光」「色」「季節」の捉え方。
思い描いたイメージを
写真として具現化するための
「シャッター」「レンズ」の扱い方。
単なる撮影手順の指南書ではなく、
自分らしく写真を撮るために必要な
感性と観察眼を磨くための
新しいタイプの写真入門書です。
発売日:2020-07-17
ページ数:160ページ
目次
表紙
はじめに
目次
第一部 構想
piece 1 視点
1 目線を下げると見つかる小さな世界
2 ハイアングルで作り出す観察的な視点
3 主役が一番引き立つ背景を常に考えて動く
4 被写体にぐっと迫って躍動感を引き出す
5 遠くから狙うことで想像の余地を作る
piece 2 構図
6 より主役にフォーカスできる縦位置という選択
7 副題を意識することで写真に物語を与える
8 主題の明示にこだわった無駄のそぎ落とし
9 主役へと目を向かわせる視線誘導という仕掛け
10 前景というアクセントが作る風景の奥行き
11 風景のスケールと想像の起点を点景で作り出す
message 風景を詠むということ
第二部 環境
piece 3 光
12 被写体の色をくっきりと描く基本の順光
13 逆光による明暗差が風景のドラマを生む
14 サイド光で刻み込む被写体のフォルム
15 ソフトで繊細なトーンで伝える被写体のしっとり感
16 太陽は構図に入れるべき? 入れないべき?
17 月明かりで浮かび上がる自然のフォルム
18 光があふれ出すハイキ―という表現技法
19 ローキーにしてスポットライトを主役に当てる
20 大光量のフラッシュで被写体をフリーズドライ
21 フラッシュで降りしきる雪を画面に散りばめる
22 頭で思い描いた幻想的な光をLEDライトで演出
piece 4 色
23 時間帯で変化する太陽光の色を生かす
24 日なたと日陰の色みの違いを見極めて使い分ける
25 色温度の設定で光の色を印象に近づける
26 幻想的な青い夜空はWBを生かせば再現できる
27 主題が引き立つ色の関係性を覚えておく
28 心象で捉えた鮮やかな色を演出的に使う
29 純粋な白を再現することで造形に注目させる
piece 5 季節
30 散りゆく桜の儚げなイメージを明と暗で再現
31 透過光と明暗差で成長する若葉を生き生きと見せる
32 曇天の柔らかく青い光でアジサイをしっとりと描く
33 大胆な配置が伝えてくれる夏の海の開放感
34 強い日差しで演出する真夏の力強い渓流
35 夏の風物詩であるヒマワリを見切れ構図で力強く見せる
36 過ぎゆく夏の寂しさを表すローキーとブルートーン
37 逆光で作り出す秋らしい陰影表現
38 濃厚な秋の色彩を映り込みで倍増させる
39 冬の張り詰めた空気を作る枝1本1本の繊細さ
40 補色の関係で作る雪の中の温かな暮らし
message 新たな写真表現を求めて
第三部 表現
piece 6 シャッター
41 瞬間を切り撮る高速シャッターの一期一会
42 肉眼では止まらない躍動感ある波の形状
43 低速シャッターで描き出す絹のような水流
44 主役が浮き上がるスローシャッターを使った引き算
45 流れる落ち葉を使ったカラフルな色の軌跡
46 白鳥の飛翔を流し撮りで印象的に見せる
47 多重露光でにじむ街明かりを玉ボケにする
48 比較明合成で実現する夜景と星の軌跡
49 森の中を舞う神秘的なホタルの乱舞
piece 7 レンズ
50 梅のボリュームを魚眼レンズで1枚にギュッと凝縮
51 超広角レンズで作り出す伸びやかな公園
52 超広角域で描く満天の星空と雄大な山容
53 視覚のトリックで画面に引き込むデフォルメの世界
54 視野とリンクする自分が見たような臨場感ある風景
55 目前の感動を忠実に再現する50mmパンフォーカス
56 砂丘の迫力を伝える中望遠域を用いたメリハリの面風景
57 豊かなボケを生かして紅葉の色を強調
58 望遠の切り撮りで見せる燃え盛るような紅葉色
59 城と花火の存在感を引き立たせる圧縮効果
60 超望遠の圧縮効果で描く高密度の花畑
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