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働き方改革のスペシャリストおススメ! 仕事力アップ&人生が輝くこの1冊

良い行動・環境・関係のヒントは「良い質問」

このコーナーでは、株式会社ワーク・ライフバランス 小室淑恵と同社コンサルタントら働き方改革のプロフェッショナルが、仕事とプライベートの充実に役立つ書籍をおススメしていきます。第2回目の今回は、良質なコミュニケーションに欠かせない「良い質問(問いかけ)」が身に付く1冊『「良い質問」をする技術』をご紹介します。

明日重要な商談を控えているあなたは、いま、何をしているでしょうか。

今回推薦する『「良い質問」をする技術』では、人の行動はすべてその人の頭の中で作られた「質問」がきっかけとなって決定されると説いています。つまり、「商談を成功させるために今できることは何か?」と問いが生まれるため「資料を印刷して持参しよう」などの準備に取り掛かります。「訪問先の場所は間違っていないか?」「何時に出発すれば間に合うか?」と次々に問いが浮かび、行動が次々に決まっていきます。
 
「良い質問」をする技術
『「良い質問」をする技術』
粟津 恭一郎 著/ダイヤモンド社 出版
 

仕事において「良い結果」を導こうとするならば、当然「良い行動」が必要となります。しかし、その「良い行動」を導き出すために「良い質問(問いかけ)」が重要であると考えているビジネスパーソンは少ないのではないでしょうか。
 
(無意識のうちに)自分に投げかける質問はパターン化し、新しい着想やアイデアを手に入れにくくなってしまいます。良い質問をどのように考え、自らの行動をいかに変容させていくのか、ビジネスパーソンとして労働市場で「コモディティ化」しないためのヒントが、本書には多く詰まっています。
 
私たちコンサルタントは、日本社会で働くすべての人にワーク・ライフバランスを体現していただきたいと考え、コンサルティングを行っています。コンサルタントが答えを提示するのではなく、クライアントに良い質問を投げかけ、その質問をきっかけに、彼らが直面している問題を自らの力で解決に導くという基本的な姿勢は、創業当時からずっと変わっていません。このようなコンサルティング経験を10年以上積み重ねてきた私たちは、本書の「仕事の仲間、家族、友人といった周囲のひとたちに、明るい未来を与える力が【良い質問】にはあるのだ」という考えに、とても共感します。
 
あなたもぜひ、「これまでに問いかけてこなかった質問」を自身や周囲に投げかけ、これまでと少し異なる仕事の進め方を手に入れてみてください。きっといつもと異なる世界が見えてくるはずです。

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著者プロフィール

株式会社ワーク・ライフバランス 松久晃士(ブックコンシェルジュ)
株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。ワークスタイル変革のコンサルティングに強みを持つ。自動車、食品、化粧品、印刷、製薬などのメーカー企業のほか、中央省庁、自治体、研究機関でのワークスタイル変革のプロジェクトを支援している。前職のトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社では、営業部門・商品企画部門・生産計画部門を経験。「スピード経営」と称される前職のビジネス環境の中で身につけ、進化させた独自の仕事術は、ビジネス雑誌や経済番組などで取り上げられ大きな反響をよんだ経験を持つ。シンプルでわかりやすい図解とユーモアを交えた説明は、相手との壁を取り除く「言葉のバリアフリー」と称され、クライアントの会議時間の削減や業務効率向上など、具体的な成果に結びついている。ライフでは静岡県三島市に居住し家族3人で地域活動に参加。7カ月の育児休業経験を持つ。毎年ハーフマラソンへの出場と記録更新を目標に日々トレーニングに励む。

関連プロフィールページ
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