就活すごろく、上がりはイタリア 下
マイナビ出版
幼少期にピアニストを目指し、西洋に憧れを抱いていた昭和12年生まれの著者。音楽学校からオーケストラ入りし、プロの音楽家を目指していたはずが、イタリアで仕出し弁当屋を開業したり、パリの香水屋でバイトをしたり、レストランを開業したり、洋服を売ったりしながら通訳になって…。
著者が体験した、イタリアと日本を行ったり来たりの体験談。音楽家にこだわらず、「私にできる仕事は何だろう?」と、次々と新しい仕事に挑戦していった、昭和の女性のノンフィクション作品です。次々と職業を変えていくさまは、まるですごろくのよう。果たして、彼女は幸せな「あがり」にたどり着けたのでしょうか?
ウィーンでテレビ出演した時(昭和40年)の写真や、レストランの女将をしていた時(昭和46年)の写真、イタリアの音楽家たちとの記念写真(昭和57年)など、本文中の各所に散りばめられた、モノクロ&セピア色の写真も必見です。イタリア人ピアニストのアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリや、世界的な指揮者・カルロス・クライバー、メゾソプラノ歌手のヴァレンティーナ ガラバーニや、イタリア人トランペット奏者のニニ・ロッソ。イタリアのイ・ムジチ合奏団や、イタリア人バイオリニストのウート・ウーギやフェリックス・アーヨといった、当時のヨーロッパ音楽シーンのトップアーティストたちの写真を見たいという読者さんも、少なくないのでは?
発売日:2013-06-21
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