ナポリタンの不思議
マイナビ出版
- 田中健介(著者)
イタリア料理ではないナポリタンは、どうやって日本で生まれて人気を獲得したのか?
庶民的な洋食として、多くの人に昔から愛されているスパゲッティ・ナポリタン。
イタリア料理ではなく、日本発祥の料理であることを聞いたことがある人も多いでしょう。
親しみのある料理ですが、不思議なことがたくさんある料理でもあります。
・イタリア料理ではないナポリタンは、どうやって日本で生まれたのか?
・横浜生まれと言われているが、どのように全国の食卓や喫茶店でもおなじみの料理になったのか?
・なぜ弁当の片隅にちょこんと入っているとうれしい存在になったのか?
・東ではナポリタン、西ではイタリアンと呼ばれているが、その理由とは?
などなど。
庶民の味として全国の家庭に普及した歴史、バブル期にかけて起きたイタ飯ブームとともに片隅に追いやられた流れ、バブル崩壊後の日本と反比例するようにしぶとく生き残り、専門店のチェーンまで誕生するなど、いまはその存在感が増す一方のナポリタン。
どこか懐かしくて、レストランや喫茶店、コンビニ、食卓と、どこにでもあるナポリタンを通して、日本の食文化を再検証する一冊です。
発売日:2024-07-26
ページ数:224ページ
目次
第1章 ナポリタンとは何なのか
第2章 ナポリタンの歴史、横浜から広がった戦後洋食文化
第3章 ナポリタンとイタリアンの境界線
第4章 神戸はマカロニ文化?さらなるナポリタン・イタリアン問題
第5章 ナポリタンの危機
第6章 ナポリタンの復活
第7章 ナポリタンを国民食へ
著者プロフィール
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田中健介(著者)
1976年、横浜市戸塚区生まれ。その後横浜市南区、中区で育つ。横浜発祥と言われるスパゲッティ・ナポリタンを愛し、2009年より「日本ナポリタン学会」会長として、横浜を中心にナポリタンの面白さを発信する。ライターとしては著書に『麺食力―めんくいりょくー』(ビズ・アップロード)、その他「はま太郎」(星羊社)、『横濱建築』(TWO VIRJINS)、Yahoo!ニュースエキスパートなどへの寄稿も多数。
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