転換期を迎えるインド
東洋経済新報社
新興国インドが成長を続けるのにいかなる要件が必要か。日本企業はどう付き合っていくべきなのか。いくつかの変局点(人口動態、産業構造、国際関係)から方向性を明らかにする。
日本企業は成長と革新の「新沃野」でいかに戦うべきか。
消費市場におけるミドルリッチ層の台頭、インフラ市場における多くのメガ開発プロジェクトなどの明るい材料を持つインド市場は2025年には人口で中国をもしのぐと言われ、リーマンショックをも耐え高成長を続けてきた。
さらに、製造業の本格的な育成、小売業の外資開放、教育の質の向上、国民の健康福祉の充実などが、今後の成長・発展の基礎固めが急務となっているが、それらの問題は日本が過去に直面し、対応ノウハウを蓄積してきた分野でもある。しかし日本側から積極的に働きかけなければ、数十年に一度のチャンスをみすみす見逃すこととなる。
本書では、新興国インドが成長を続けるのにいかなる要件が必要かを、「人口動態」「産業構造」「国際関係」などのいくつかの変局点から分析し、方向性を明らかにする。中国で出遅れた、あの苦い経験を再び味わわないために、インド市場の成長と革新の「新沃野」で日本企業がいかに戦うべきか、その戦略転換の実相と、インド近未来市場の展望を、野村総合研究所の独自調査に基づいて克明に解説した一冊。
発売日:2012-08-23
目次
序 章 変局点を迎えるインド市場と迫られる日系企業の戦略転換
第1章 変局点を迎えるインド
第2章 市場の変化と日本企業の戦略
第3章 インド有望業界の最新動向と日系企業の事業戦略
第4章 インド事業の成功確度を高める現地企業との戦略提携
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