今日は、棋譜並べのお話をしたいと思います。
古来より、囲碁の勉強といえば、達人の棋譜を並べて鑑賞するのが効果的と言われます。
いや詰碁だ、実戦だという声もあるかもしれませんが、好きな棋士の棋譜を並べるのは何より楽しいですよね。
ところで皆さん、どうやって棋譜並べしてますか?
やり方1:打碁集などの棋譜を見ながら碁盤で並べる。
言うまでもなく王道ですね。
自分の手で一手一手並べて、感触を体に染み込ませる。
でも私は、どうしても棋譜の手順番号を追いかけるのに精一杯で、手の意味を考えることまでなかなかできません。どうも効率が悪いなと思ってしまいます。
やり方2:棋譜をPCに読み込んで、ソフトで考えながら手順を進める。
若い囲碁ファンだとこれが一般的でしょうか。
なんといっても次の手を探す労力がかからないのが良いですよね。
考えたい時に好きなだけ考えられます。
でも、棋譜を再生するだけだと、ついサラっと目で追うだけになってしまい、結局あまり頭に入って来ない。やっぱり棋譜並べは碁盤でやらないと、って方も多いかと思います。
やり方3:「天頂の囲碁6 Zen」の「棋譜並べモード」を使う!
「
天頂の囲碁6 Zen」には、碁盤派とPC派のいいとこ取りをした「棋譜並べモード」があります。どういうことかと言いますと。
1:棋譜データを用意する。
プロの棋譜でも良いですし、ネット碁の高段者の碁を拾ってもいいです。「天頂の囲碁6 Zen」には棋譜並べ用に古碁の棋譜も収録されています。
2:「天頂の囲碁6 Zen」で棋譜データを開き、「棋譜並べ」モードをはじめる

こんなメッセージが出ますので「OK」ボタンを押すと

盤面が2ヶ所光ります。どっちかが実際に打たれた手です。
予想しながらどちらかをクリックしてみましょう。
正解だと石が打たれ、また盤面が2ヶ所光ります。

こんな調子で進んでいきます。

最後まで打ち終わると、正解を選べた数が表示されて終了です。
上級者向けに、選択肢を増やしたり選択肢を表示させないこともできます。選択肢を1つだけにすることもできます。また、黒番だけ、白番だけ並べるというやり方もできます。
このやり方のセールスポイントは
・一手一手予想しながら打つことになるので、いやおうなく考える。→強くなる!
・何回も並べて、正解率が上がっていく達成感を味わえる。→楽しい!
・次の手を探す手間がかからない→お手軽!
・好きな棋士の側だけ並べるとかもできる→新しい!
ね、いいとこずくめだと思いませんか?
ふだんから棋譜並べしている方に、ぜひぜひおすすめしたい機能でした。