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採点競技としての囲碁

こんにちは。新人編集者のユウです。
オリンピックのフィギュアスケートを見ていて感じました。囲碁が採点競技じゃなくてよかったな、と。

 

囲碁が採点制になったらどうなるか?もちろん、基準は最後の双方の地の目数です。ただ、そこからマナー点、技術点、構成点が加わります。
マナー点は分かり易い。対局マナー全般が問われます。対局前後の挨拶から始まり、対局中の態度も評価されます。大声でボヤいたりすると、-10目とか。
技術点は加点方式。手筋の本などに載っている技が出ると加点されます。「石の下」のように、滅多に現れない手筋は+30目でもいいと思います。

構成点はいかに魅せる碁を打ったかが問われます。初手天元などの変則布石、劣勢の局面をコウで粘る、などは好評価。逆に、リードしているから堅い手を打つ、などは減点になります。優勢でも売られた喧嘩はしっかり買って下さい。

 

以上自分なりに想像してみましたが、これで碁を打つとなるとちょっと息苦しい(笑)。

 

まず審判の目を意識しますから。
ただ、どなたか細かな採点基準を作ってくれれば、ちょっとおもしろい。
そのルールでのタイトル戦を創設し、プロが打つとどうなるんでしょうか?
誰も初手を小目に打たない、というような珍現象が見られるかもしれません。
いずれにしても、普段の対局とは違った攻防になるのは間違いないでしょう。

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