囲碁の終盤力が身につく!『基礎からのヨセと計算』
2013.10.10
2013.10.10
こんにちは。囲碁人の陣です。
9月24日に、以下の囲碁書籍3タイトルが発売されました。
今日ご紹介するのは、『基礎からのヨセと計算』です。
本書は、平成18年に発売されご好評いただいた『碁の計算学入門』に修正、加筆をしたものです。
実戦でよく現れるヨセの形を取り上げ、「この一手は何目なのか?」を詳しく解説しています。
本書に掲載されている問題の中から、一例を紹介しましょう。
上図の定石は、19路盤まで進んだ方であれば、おそらくほとんどの方がご存知かと思います。
ですが、この定石のあとに黒1と打つ手がどのくらいの大きさなのか、知っている方は意外と少ないのでは?
先日、私の知人(5級くらい)に上図黒1の大きさを聞いたところ、「5目くらい?」と返してきたので、ぶったまげてしまいました。そんなに少なく見積もるとは……
上図の黒1は、約16目もあるんです! 目数の大きさは、黒が打ったときと白が打ったときの差を比較して計算するのですが、どのように計算するかは本書に詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。「16目もあるの?」とお疑いの方も、きっと納得していただけると思います。
皆さんも、上図のヨセの大きさを囲碁友達に聞いてみてください。正答率は結構低いと思いますよ。布石や定石と違って、ヨセに詳しい方はあまり多くいらっしゃいませんから。
ということは、本書をマスターすれば、負けている碁をヨセで大逆転……なんてことも夢ではありません! 終盤力を身につけたいという方は、ぜひご覧ください。
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