【囲碁書籍】7月の新刊案内(2)『布石と置碁の急所』
2013.07.23
2013.07.23
こんにちは。囲碁人編集部です。
囲碁書籍の最新刊、『10目得する「やわらかい」攻め方』と『布石と置碁の急所』が、7月25日に発売となります。
今回は、『布石と置き碁の急所』のご紹介をしたいと思います。
(『10目得する「やわらかい」攻め方』のご紹介は【こちら】でしていますので、あわせてご覧ください。)
本書は、前半が「布石編」、後半が「置碁編」の二本立てとなっていて、大変ボリュームのある一冊となっています。解説が詳細なため、ほかの本と比べ図面が多いのも特徴です。
「布石編」は互先での布石がテーマで、「置碁編」は6子局~2子局での下手(したて)の勝ち方がテーマです。どれもじっくり読んでいただきたいのですが、初級者の方に特にご覧いただきたいのが「布石編」の第1章です。布石の基本的な考え方をさまざまな角度で解説しており、一から布石の勉強を始める方にはかなり役立つことでしょう。
では、「布石編」の第1章から、「厚みについて」の解説の一部を取り上げてみましょう。――
1図、右上の黒はとても強力な「厚み」ですね。
では、白が右下隅の星から右辺にヒラくとしたら、どのように打てばいいでしょうか?
?
白は、2図の白1までヒラくのが限界です。これ以上広くヒラくのは危険で――
3図、白1とヒラくと、すぐさま黒2と打ち込まれ、白3に黒4と攻められてしまいます。これは白が苦しいようです。
「厚みに近寄るな」という格言を聞いたことはあるでしょうか? 1~3図は、まさにこの格言がぴったり当てはまりますね。
どのような布石になっても、基本的な考え方は変わりません。布石に自信をつけたい方は、ぜひ本書をご覧ください。
Copyright © Mynavi Publishing Corporation