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【囲碁書籍】7月の新刊案内(2)『布石と置碁の急所』

こんにちは。囲碁人編集部です。

囲碁書籍の最新刊、『10目得する「やわらかい」攻め方』と『布石と置碁の急所』が、7月25日に発売となります。

今回は、『布石と置き碁の急所』のご紹介をしたいと思います。

(『10目得する「やわらかい」攻め方』のご紹介は【こちら】でしていますので、あわせてご覧ください。)

 

 

 
本書は、前半が「布石編」、後半が「置碁編」の二本立てとなっていて、大変ボリュームのある一冊となっています。解説が詳細なため、ほかの本と比べ図面が多いのも特徴です。

「布石編」は互先での布石がテーマで、「置碁編」は6子局~2子局での下手(したて)の勝ち方がテーマです。どれもじっくり読んでいただきたいのですが、初級者の方に特にご覧いただきたいのが「布石編」の第1章です。布石の基本的な考え方をさまざまな角度で解説しており、一から布石の勉強を始める方にはかなり役立つことでしょう。

では、「布石編」の第1章から、「厚みについて」の解説の一部を取り上げてみましょう。――

 

1図(白番)

 
1図、右上の黒はとても強力な「厚み」ですね。

では、白が右下隅の星から右辺にヒラくとしたら、どのように打てばいいでしょうか?

 

2図

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白は、2図の白1までヒラくのが限界です。これ以上広くヒラくのは危険で――

 

3図

 

3図、白1とヒラくと、すぐさま黒2と打ち込まれ、白3に黒4と攻められてしまいます。これは白が苦しいようです。

厚みに近寄るな」という格言を聞いたことはあるでしょうか? 1~3図は、まさにこの格言がぴったり当てはまりますね。

どのような布石になっても、基本的な考え方は変わりません。布石に自信をつけたい方は、ぜひ本書をご覧ください。

 

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