『30秒でわかる! やさしい局面判断』(溝上知親八段・著)問題紹介~失敗編~
2013.05.28
2013.05.28
こんにちは、囲碁人編集部です。
2013年5月23日に『30秒でわかる! やさしい局面判断』(溝上知親八段・著)が発売されました。
どこまで攻めるのか、どこで守るのかなどの局面判断は、級位者でも有段者でも難しいものだと思います。
本書はたったひとつの法則に則り、題名の通り「30秒で」正しい局面判断ができるようになることを目指した書籍です。
今回はその問題の中から1題出題したいと思います。
白1とハサまれた場面です。黒Aの攻めと黒Bの守り、この局面だとどちらが良いでしょうか?
黒1(B)は控えめな態度で、この局面では失敗です。白2が黒の封鎖を目的とした好手になります。
黒1から白6までが黒を封鎖するにはピッタリの定石です。黒3はシチョウで取られています。
この局面では控えめな黒Bの守りは失敗でした。黒Bも定石なので、実戦でもうっかり間違えてしまうかもしれません。
しかし本書の法則を身につければ、正しい局面判断ができるようになり、定石に頼りすぎることもなくなるでしょう。
では法則に則った、この局面での正しい判断はどのようなものでしょうか?
正解は後日紹介したいと思います。
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