こんにちは。編集部の山本です。
残暑が厳しすぎて、徒歩3分圏内のマックをウーバーイーツしてしまいました。。。
ということで、10月刊の新刊案内! 9月11日発売です。
鶴山淳志『この手は何点? 囲碁・良い打ち方と悪い打ち方』
鶴山先生といえば、本因坊リーグ入りをしたばかり!
Twitterも開設され、切れ味の鋭いツイートが面白いのでオススメです!!
そんな乗りに乗っている中での出版となりました
本書の特長は主に3つあります。
・全50問、すべて2択の問題形式から始まり考えやすい
・即効性のある形が多数
・AIの評価値をもとに、鶴山八段が人間目線で点数化
・全50問、すべて2択の問題形式から始まり考えやすい
文字通り、問題形式になっています。2択ですのでまずは考えてみてください。
章立ては下記の通り。
第1章 定石
新しい定石と古い定石の違いがわかります。
後述しますが、悪い手のほうに点数がついているので、「実際、古い定石はどれくらい悪いの?」ということもわかります。
本当に打ってはいけない定石となってしまった形から、
好みの範囲内で打っても大丈夫な形まであります。
第2章 石の方向
第3章 形の急所
2章と3章では、「棋理」を扱います。
アマが間違えやすい2択の問題がたくさん収録されています。
中には、驚きの新手法もあり、めちゃくちゃ役に立つ手筋もあります!
その一つがサムネの画像にもしたこの問題。
黒番でAとB、どちらに打ちますか?
何と、、、Bが正解!
この形でハネ出しが正解として本に載るとは。。。少し前までは考えられなかったですね。
白2と切られたときに黒3とソウのが好手です。
黒の理想図はこんな感じ。
白1と取ってきたら捨て石作戦を行います。利かした石はどんどん捨てて、白11の切りにも黒12と余裕の対応。上辺が理想的な黒地になりました。
黒1のワリコミはシチョウ関係が大事でした。
白2から切られてしまい、黒9からのシチョウは白が良く、10と逃げられてしまいます。
さらに言うと・・・
シチョウが黒有利だったとして、白1と外からアテるしかなかったとしても、黒は良くありません。
右辺の白地は荒らすことができましたが、白17と黒地を荒らされます。
白が外回りに来ており、AIの評価値を見ても結構な差が出てしまいます。
(というわけで、初手で黒2とノビる手も×です

)
・即効性のある形が多数
例えばこの問題。
一時期、世界戦で大流行した布石。右上の定石もよく出てくる基本定石です。
AとBどちらがいいでしょう、という問題ですが・・・
これもAが正解です・・・!
2目の頭を自分からブツける手でいかにも筋が悪そうです。
白1、3と先手を取って、5などの大場に回るのが良い打ち方と考えられています。
その良さがこの図です。
右上の白がはっきり生きた時、白1、3と2子を犠牲にして、右辺に展開する手が大きいのです。右辺に黒模様ができそうな時に有効な手段です。
本当に柔軟な考え方がされるようになっているのですね・・・
Bのハネは以前良く打たれていた形です。黒6でシチョウアタリの心配を解消しながら模様を構える手がピッタリと、今では考えられているようです。
このように
よく打たれてきた定石から、
評価値が40%くらい一気に下がってしまう形まで、実戦ですぐに使える形が多数収録されています!
・AIの評価値をもとに、鶴山八段が人間目線で点数化
AIの評価値って、イマイチまだわからないことが多くないでしょうか?
黒が60%と言われても、実際どれくらい優勢なのか?
プロの碁でも、90%となっていてもそこから逆転が起こることもあるし・・・
ということで、本書では鶴山八段が独自の目線で点数をつけてくれています。
その基準がこんな感じ。
2択の正解手を5点とし、そこからどれだけ評価値が落ちたか、それにプラスどれだけ実戦に応用できるかを考慮して点数がついています。
同じ失敗でも、4点と1点の手では度合いがかなり違います。
「4点の問題は好みのほうを使い、1点の手は絶対打たないようにしよう」というようなスタンスで読み進めていくと自分に合った打ち方で上達できると思います!
ということで、本書の魅力を紹介していきました。
上達したい方、碁敵に強烈な一撃を叩き込みたい方など、多くの方にオススメです!
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