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新刊案内「序盤で圧倒! 囲碁・すぐに使える斬新布石」~井山五冠や張栩名人も愛用した布石作戦~

12月発売の新刊序盤で圧倒! 囲碁・すぐに使える 斬新布石』の内容紹介です。3つの作戦の概要を紹介しています。

みなさんこんにちは。囲碁編集部の山本です。

今回も新刊紹介、やっていきたいとぉ!!!思います!!!!!

12月21日発売。蘇耀国著『序盤で圧倒! 囲碁・すぐに使える斬新布石』

「碁敵を出し抜きたい」「序盤で楽に有利になりたい」「大会などの一発勝負で使える作戦が欲しい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
もちろん私もその一人なのですが、なかなかそう上手くはいきませんよね。
あまり突拍子もない作戦だと自滅するのがオチですし、特に一発勝負では怖くて結局打ちなれている布石を選びがちです。

さあそこで、以前に「ブラックホール」と呼ばれる布石で勝ちまくった、蘇耀国先生に「何かいい作戦はありませんか?」と伺ったところ、とっておきの作戦を教えてくれました。
あの井山裕太五冠張栩名人が愛用していた作戦というのですから、これは知っておく価値しかありません! というわけで早速ご紹介します!

本書で詳しく解説しているのは、主に3つです。

1、じっくり着実「ナラビ小目」

これは、井山先生がタイトル戦で何度も打って、ひそかに流行しています。
安定して地を確保でき、3つの中で一番使いこなしやすい布石と言えますが、そこから派生してこのような作戦もあります。

いわゆる、張栩スペシャル!!
張栩先生がまだタイトルを総なめする前の頃、勝ちまくっていた布石です。

狙いは、白がカカってくることを待っています。進行例のひとつですが、右上の白一団を狙いながら地を確保しています。早速主導権を握って、黒の作戦としてはまずは成功と言えるでしょう。

ただし、白はカカらないでどう打つかも難しい。黒からは▲の良い位置からAやBのカカリ、CやDのシマリを打つことができます。

2、剛柔兼用の「向かい小目」

こっちのほうが馴染みのある方も多いでしょうか?
これはけっこう攻撃的な布石。

黒1と構えて、白2などにカカってくることを狙います。黒3と下ツケて、白4、6と定石通りに応じてくれれば大成功! 黒7までとなれば白はヒラくことができないので大成功です。

というわけで、白も1、3とナダれてきますが、この辺の解説は詳しく載っていますので、是非本書をご覧ください!

3、トラップ付き変則ジマリ

最近では、張栩名人が集中的に試みて話題になった作戦です。王メイエン先生が好んで打った形であることでも知られています。

間を空けるということは、AやBに入ってくることを狙っています。
もちろんその戦術は詳しく解説しています!

さて、こういう形を載せると、こんな疑問を持つ方も多いでしょう。

じゃあ入ってこなければどないすんねん?


もちろん、答えを用意してありますよ!
以下はその一例です。


白が入ってこない場合は、どんどん模様を広げていきます。

このような進行で、入ってきた白を攻めながら、大きく地を囲ってしまう作戦です。
この布石作戦は攻撃寄りの作戦なので、ガンガン系の棋風の方にはかなりオススメです!

本書の主眼は必勝作戦の紹介ですが、変則ではないため、通常の布石でも使える知識も身につけることができます。向かい小目のナダレ定石などがまさにそれで、定石の基本変化も解説してあります。

是非本書を手に取り、上達をしながら、必勝作戦も身につけてください。
それでは!

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