命の対価―独立系ニュース通信社の使命
主婦と生活社
- 山路徹(著者)
2007年9月、ミャンマー民主化運動を取材していたジャーナリスト・長井健司さんが軍事政権の兵士に銃撃され死亡した。真相はいまだ闇のまま……。本書はそんな長井さんとともにアフガン、コソボ、イラクといった紛争地やオウム、桶川女子大生ストーカー殺人事件などの国内の現場取材を行ってきたAPF通信社代表が、長井さんの思い出とともに独立系ニュース通信社の存在意義を執筆。大手マスメディアができない徹底した現場主義を語る。
報道によって提供される世界観は、歪んだものになってしまうと言わざるを得ません。日本国民が自衛隊の海外派遣問題やテロとの戦い、または憲法改正など、「この国のゆくえ」に関わる重大な決断を迫られたとき、その判断材料が歪んでいては正しい結論は出せないのです。そこには戦争報道が担う社会的責務のひとつがあると信じています。よく人に言われるのは、「なぜそれほど危険な取材ばかりするのか」とか「命知らずだね」といったものばかりです。しかし私たちにも一定の取材基準はあります。無闇に戦火に飛び込んでいるわけではありません。その基準になるのは少なくてもその現場で一般市民が犠牲になっているかどうかです。市民の立場から伝えるべき現実があるかどうか。そして最終的に取材に行く行かないを決めるのは、記者本人なのです。(第1章より抜粋)
発売日:2011-12-12
絶賛!発売中!
-
- 京都の名医がおしえる「やせる食べ方」
-
- 江部康二(著者)
- 食
- 実践した人のほとんどが成功。最新医学により実証された、糖質制限による健康的なダイエット法をわかりやすく解説。巻くだけダイエットに代わる新たなムーブメントが期待できます。
-
- 2011年日本経済 ソブリン恐慌の年になる!
- ビジネス・経済その他
- ドル急落・円高騰は進み、1ドル=50円時代の到来も!? 大調整期に突入した世界経済の枠組みを解 説するとともに、大波乱必至の2011年日本経済を大胆予測する。
7207件中 7165-7168件目先頭前へ1791179217931794179517961797179817991800次へ最後
Copyright © Mynavi Publishing Corporation