「ポーズ・光・色」が最高の表情を作り出す ポートレート写真術
インプレス
- イルコ 光の魔術師(著者)、 eam(著者)、 大村祐里子(著者)、 sugar(著者)、 高桑正義(著者)、 t.1972(著者)、 HASEO(著者)、 haru wagnus(著者)、 monocolors(著者)
人気写真家の撮影&演出テクニックを徹底解説!
「ポージング」「光」「色」「撮影テクニック」「シチュエーション」で、最高の表情を引き出す1枚が撮れる!SNS上で人気のフォトグラファー9人が、撮影テクニックや状況写真、RAW現像のポイントに至るまで、最高の表情を作り出すためのポートレート写真術を解説します。実際にSNSで反響のあった写真を例にしながら、撮影時に役立つ情報ややりがちな失敗例、ワンポイントアドバイスをわかりやすく紹介しているのでイメージに合ったポートレート撮影のコツがすぐにわかります。各写真家が執筆したポートレートの魅力や裏話コラムも収録しているので読み応え抜群!「目力の強いイメージ」「躍動感のあるイメージ」「透明感のあるイメージ」「夏の爽やかなイメージ」「レトロな日本のイメージ」「想像力を掻き立てるイメージ」「情景的なイメージ」などなど、イメージキーワードごとに解説しているので自分の撮りたい作品に合わせて調べられます。SNSで「この写真すごい! どうやって撮ったんだろう?」と思ったことはありませんか?本書を読めばその写真の舞台裏がすべてわかります!あなただけの最高の1枚を生み出しましょう!
発売日:2018-03-09
ページ数:144ページ
目次
表紙
ギャラリー
目次
本書の読み方
6 BASIC TECHNIQUE 最高の表情を作り出す6つのメソッド/1 BASIC TECHNIQUE 「イメージ作り」が最高の表情を作り出す
2 BASIC TECHNIQUE 事前の「撮影準備」が最高の表情を作り出す
3 BASIC TECHNIQUE 「ポーズ」や「スタイリング」で最高の表情を作り出す
4 BAISC TECHNIQUE 「光」の使い方で最高の表情を作り出す
5 BASIC TECHNIQUE 「色」の使い方で最高の表情を作り出す
6 BAISIC TECHNIQUE 最高の表情を引き出す「コミュニケーション」術
CHAPTER 1 最高の表情を作り出すポージング
片目を隠すポージングで女性の印象的な視線を強調する
ロングヘアの女性に動いてもらい躍動感とストーリー性を演出
その場の雰囲気を生かして自然なポーズと小物で演出する
女性の表情やポーズを工夫してアンニュイな光の世界を作り出す
すべての要素で動きを出して目には見えない風を感じさせる
カメラを選び距離を縮めながらもナチュラルな表情を引き出す
日暮れの時間帯や悪条件の環境下では連写で一瞬を捉える
視線の向きと象徴的なアイテムでもの悲しい雰囲気を演出する
ストロボとシャッター速度を駆使してダンスの美しい動きを芸術的に表現
陰影を意識したライティングで女性のポーズをより艶やかに見せる
[ COLUMN ] monocolors流 モノクロとはひと味違う!? 低彩度ポートレートの世界
CHAPTER 2 最高の表情を作り出す光のテクニック
バックストロボで雨を輝かせて悪天候をドラマチックな場面へ変身
逆光を利用して透明感やその場の雰囲気を感じさせる
アクリル板に噴射した水とシャボン玉に光でツヤを出して幻想的なイメージを作る
夕日を逆光から撮影してキラキラと輝く1枚に仕上げる
白ホリなのにグレーや黒背景になる 光を自在に操る驚愕テクニック
光とクロスフィルターを駆使しておとぎ話のような世界観を再現する
キラキラと水面に輝く光をハイアングルと絞り開放で表現する
光と影を上手に操って被写体を強く印象づける
小道具を使ってシャープかつ柔らかな表現の写真を作り出す
ストロボを思いっきり光らせて艶やかでクールな印象を作り出す
[ COLUMN ] 大村祐里子流 フィルムカメラで一写入魂 フィルム→デジタル化のススメ
CHAPTER 3 最高の表情を作り出す色のテクニック
シダレザクラの淡い色合いと前ボケで被写体を優しく包み込む
鮮やかな秋の落ち葉を利用して季節感たっぷりの和のイメージに
ロケ場所や小物の色合いを選びメルヘンチックな世界を作り上げる
衣装で配色バランスを決めてダークな印象をコントロールする
レンズの前に薄い布を垂らし写真をイメージ通りの色に染める
白と黒がメインの画面構成でシンプルなかっこよさを表現
ナチュラルでリアルな描写はシンプルな配色にアクセントで工夫
カラーフィルターとストロボを駆使し見たことのない妖艶な雰囲気を演出する
[ COLUMN ] 髙桑正義流 光と影で被写体の美しさを引き出す! モノクロポートレートの世界
CHAPTER 4 最高の表情を作り出す撮影テクニック
葉の隙間から漏れる光で丸ボケを作り爽やかな夏の雰囲気を表現する
超広角レンズと日中シンクロを組み合わせ背景と人物を大胆に切り取る凄ワザ技法
昭和感のある独特な雰囲気を構図と視線で印象的に表現する
広がる空と海の中で女性の笑顔を浮き立たせる
周辺減光を意図的に使って感傷的な女性の存在感を表現する
スローシャッターとストロボ表現でダイナミックな自然の中を切り取る
光と影のバランスを意識して美しくセクシーな写真に仕上げる
多重露光で2つの被写体を重ねて幻想的で不思議な世界を作り出す
[ COLUMN ] HASEO流 作品制作の極意 レタッチなしでも完成された写真を撮影!
CHAPTER 5 最高の表情を作り出すシチュエーション
細かな気遣いや配慮をしながら女性×花の美しい1枚を完成させる
情緒あふれる京都の情景をよりよく撮るためのテクニック
LED電飾の光に縦の筋を加えてテーマ性のある神秘的な1枚を表現
広角ローアングルで逆光を作り自然光のみで幻想的なイメージにする
海に佇む印象的な女性は夏の要素を取り入れ儚げに表現する
ホテルの部屋と景色の両方を写して物語性を感じるムーディな1枚を作る
光と影で撮る冬のポートレートに合成で雪を加えて印象をさらに強める
見えないストーリーが心に訴える夕景とススキの絶景ポートレート
バウンスさせた柔らかい光で雰囲気を壊さず世界観を完成させる
[ COLUMN ] モデル吉川みなに聞く 撮られる側が感じるポートレート写真の現場
奥付
著者プロフィール
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イルコ 光の魔術師(著者)
ブルガリア出身。2008年に留学生として来日し、神戸大学卒業後、関西学院大学のマーケティングMBAを取得。大学時代に趣味で始めたカメラ、オフカメラライティングで目に見えない不思議な世界を作ることにはまって、ポートレート撮影を始める。現在は神戸を拠点として、全国でポートレート、ファッション、ダンス、ブライダル撮影、セミナー講師をしている。また、YouTubeで撮影テクニックの動画を多数公開している。
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eam(著者)
岩手県在住。東日本大震災をきっかけに本格的に写真を始める。デザイン学の研究の一環として現像ソフトを使用し、自らの写真をグラフィックアートに仕上げる作風。現在、大学院在学中で日本では数少ない芸術工学を専攻。修士課程修了後、博士課程へ進む。
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大村祐里子(著者)
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。有限会社ハーベストタイム所属。雑誌・書籍での執筆やアーティスト写真の撮影など、様々なジャンルで活動。
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sugar(著者)
台湾生まれのクォーター。10歳より東京在住。2007年、オーロラの旅をきっかけに写真を始める。デジタル・フィルム・モバイルなどをその時の場面や場所によって使い分け、それぞれの持ち味を写真を通じて発信。物語を感じる写真、幻想的な写真、遊び心のある写真を好む。
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高桑正義(著者)
東京都下町生まれ。大学卒業後、印刷会社入社。アシスタントを経て、フリーフォトグラファーとして独立。現在はBeauty Fashion広告・雑誌を中心に活動している。
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t.1972(著者)
フィルムもデジタルもこよなく愛す写真人。或る日の情景や絶景ポートレート、スナップなどを主に撮影して自分の世界観を築き上げてく。インスタグラムのフォロワー総数は30万人以上。東京カメラ部10選2016。
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HASEO(著者)
名古屋在住のフォトグラファー。APA(公益社団法人日本広告写真家協会)正会員。合成やCGを使わず、実写で作品を制作することをポリシーとしている。心の闇、人間社会の闇を切り取り、独自の世界観によるオリジナルストーリーを写真で表現。独自の理論で編み出した「どんな女性でも美しく撮る法則」は、日本の写真家やヘアメイクアーティストを始め多くの方から支持されている。
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haru wagnus(著者)
アート・ファッション・トラベル・フォトグラファー。音楽家。Cartier、Van cleef&Arpels等のブランドフォト撮影やモデルや芸能人とも多くのコラボ撮影をしながら作品を作り上げている。ウォッチブランド、4 Silent Birdsのデザイナー・プロデューサー。
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monocolors(著者)
独自の世界観を持つフォトグラファー「monocolors」として活躍中。東京カメラ部10選2016。
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