日本のカジノはこの街にできる
マイナビ出版
- 伊丹治生(著者)
経済の低迷がすっかり当たり前の風景になり、
拡大するいっぽうの財政赤字を突きつけられても、
もはや危機感がマヒしたのか諦めムードすら漂う現代日本。
世界でも類を見ない超少子高齢化に直面し、
今後ますます大変な世の中になっていくことは明白ですが、
ただ手をこまねいて没落していくわけにはいきません。
現在、「景気浮揚」「雇用拡大」の隠し玉ともいえる政策が進行しています。
カジノ計画です。
2010年に超党派のいわゆるカジノ議連が設立され、
来年の通常国会にカジノ法案を提出する動きもあります。
カジノ合法化が現実味を帯びてきたことを受け、
地方のカジノ誘致運動も再び活性化しはじめました。
これまで東京、大阪をはじめ、沖縄、北海道、長崎、静岡、愛知など、
日本各地で積極的な誘致運動が行われています。
本書では、カジノの基礎的な知識から、合法化までの流れや全国各地の誘致運動、
日本型のカジノが持つ可能性まで、一通りの情報を取り上げました。
また、これまでのカジノ合法化の議論を踏まえて、
どんなカジノが、どんな場所にできるのかも探っています。
本書は基本的にカジノ合法化に賛成する立場ではありますが、
単なるカジノ礼賛本ではなく、よいところも悪いところも幅広く紹介しました。
カジノ反対派の人にこそ、ぜひ読んでほしい一冊です。
発売日:2010-10-23
ページ数:192ページ
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