プロセスマイニング 理解と実践─業務プロセス改革を進化させる最終手段
インプレス
- 近藤裕司(著者)
本邦初 ユーザーが説くProcess Mining解説
「プロセスマイニング、すごいけれどどうやって活用する?」
衝撃から試行、理解、実践、さらに理解へ──
国内最初期ユーザーが自らの研究・実践・成果をまとめたプロセスマイニング解説書の決定版!
ビジネスプロセス(業務プロセス)改革の本質的・抜本的なアプローチとして、欧米企業を中心に活用が広がるプロセスマイニング。社内のあらゆるシステムから取得したイベントログに対し、マイニング技術で精査して実態を可視化・分析する技術・概念です。
今日では、プロセスマイニングという言葉や考え方は次第に認知され、導入を試みる企業や人が増えています。一方で情報の多くが、あまりに魅力的に表現されており、実践してきた立場からすると「言い過ぎ」「そのまま信じたら危ない」と感じることもあります。当然ですが、プロセスマイニング(ツール)を導入しただけで期待した成果を得られるようなことはありません。「どう活用していくか?」の組み立てが必要であり、改善するアクションとセットで初めて効果を出せる技術なのです。
本書では、国内の最初期ユーザーとして2017年からプロセスマイニングの業務適用に取り組んできた筆者が、プロセスマイニングの本質や利用のポイントについて、経験とノウハウを含めてわかりやすく解説します。
発売日:2022-11-30
ページ数:208ページ
目次
表紙
序章
目次
第1章 死屍累々の業務プロセス改善
本章のポイント/DXと業務プロセス改善戦略
プロセスマイニングへの期待
第2章 プロセスマイニングの登場
本章のポイント
イベントデータ(イベントログ)とは
データサイエンス
プロセスサイエンス
第3章 プロセスマイニングの技術
本章のポイント
プロセスマイニングの特徴
プロセスマイニングの技術
第4章 プロセスマイニング導入/評価(Step0)
プロセスマイニング実践の歩み
選定後の導入評価試験
Step0 導入/評価フェーズでの気付き
第5章 プロジェクト始動(Step1)
本章のポイント/プロジェクト概要
プロジェクト開始時の状況と背景
解決すべき問題
Step1 プロジェクト始動フェーズの振り返り
第6章 プロセスマイニングと業務改善(Step2)
本章のポイント
可視化から業務改善へ
プロセスマイニングの分析データ
プロジェクト運営(人/組織)
第7章 領域拡大/高度化への挑戦(Step3)
本章のポイント
DX時代における業務プロセス改善戦略
第8章 プロセスマイニング未来への展望
本章のポイント/業務の途中で管理番号(CaseID)が変化する場合の課題
OCPM(オブジェクト中心のプロセスマイニング)の出現
日本におけるプロセスマイニングの広まりについて
寄稿:プロセスマイニングの未来への序章
索引
奥付
著者プロフィール
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近藤裕司(著者)
近藤裕司(こんどう ゆうじ)
1991年に大手通信会社に入社。ネットワーク制御/設計システムや運用支援システム開発に従事、複数の業務改善プロジェクトをリーダーとして牽引。2017年にプロセスマイニングと出会い、2019年より評価し商用導入を決定。プロセスマイニングを活用した運用業務のDX基盤開発および業務改善を推進。現場が主体となり改善が進む道を模索。国内最初期ユーザーの代表の1人として、「プロセスマイニング コンファレンス」(インプレス)をはじめ、イベント/セミナーでの講演などを通じて、プロセスマイニングの普及啓蒙にあたっている。
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