迷いが消える禅のひとこと
サンマーク出版
- 細川晋輔(著者)
日々の忙しさや、さまざまな情報に翻弄され、
こころの余裕を失ってはいませんか?
現状に不満を抱いたり、
他人のことが気になってたまらなくなったりしていませんか?
そんなときは少し立ち止まって、「禅のひとこと」とともに、
自分のこころを見つめ直してみましょう。
「一期一会(いちごいちえ)」
「天上天下唯我独尊(てんじょう てんげ ゆいがどくそん)」
「?啄同時(そったくどうじ)」
「忘筌(ぼうせん)」
「上善若水(じょうぜんは みずのごとし)」
「日々是好日(にちにち これこうじつ)」
「看脚下(かんきゃっか)」
「把手共行(てをとって ともにいく)」……
「禅の教え」を伝えるために使うこのような言葉を「禅語」といいます。
それは、ひとが前向きに生きていくための知恵。
東京・世田谷にある「龍雲寺」の住職で、禅僧である著者が、
あまたある禅語の中から52の言葉を厳選し、文と絵で綴ります。
ひとの一生に「春」「夏」「秋」「冬」があるように、
禅語も「春」「夏」「秋」「冬」の4つの章で紹介します。
いまのあなたのこころに響く言葉は、なんでしょうか。
本書で紹介される「52の禅語」のひとことは、
きっとあなたのこころに寄り添い、
人生の支えとなる「杖言葉」となってくれるでしょう。
【目次より】
不立文字 教外別伝/こころからこころへ 伝わるものを大切に
一期一会/目の前のことこそ おろそかにしない
天上天下唯我独尊/この世に存在する すべてのものが尊い
?啄同時/出会いに「偶然」はない 出会いはすべて「必然」
忘筌/目的と手段を間違えてはいけない
上善若水/水が流れるように、とどまることなく生きる
廓然無聖/何ものにも、とらわれない
日々是好日/悪日も、また好日
看脚下/困ったときには、まず自分の足元を見よ
把手共行/ひとは、ひとりで 生きているのではない ほか
●本書「おわりに」より抜粋
私は、坐禅は「こころのゴミ捨て場」だと思っています。
この本も、「こころのゴミ」を捨てるためにあります。
長い人生の中でこころの中に蓄積してしまった汚れを拭き取り、捨て去り、
見失いかけていた「自分」をもう一度見つめ直すために、
今後も折に触れてこの本を開き直していただければと思います。
そして日常生活の中で、
「あたりまえだと思っていたことのありがたさ」に素直に気づけたとき、
私たちは生まれながらにして持っている「しあわせなこころ」に
たどりつくことができるのです。
禅の教えはすべて、そのための「みちしるべ」なのです。
発売日:2018-11-20
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