モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法
東洋経済新報社
インターネットを超えるビジネス機会はまだ創れる。国際競争の歴史を踏まえ日本再浮上シナリオを描く。経営幹部の構想力を鍛える。
■嫌になるほど圧倒的なアメリカのイノベーション。
でも、虚心坦懐にその歴史に学べば、対抗策が見えてくる!
世界を席巻した「メイド・イン・ジャパン」。
あの圧倒的な存在感は完全に消えてなくなり、
モノ造りは新興諸国に、ネットの世界はアマゾンやグーグルを擁する
アメリカに、完全に押さえられてしまいました。
おいしいところは諸外国に奪われ、「メーカー」として、
ニッチな市場で生きていくしかないのか?
いや、そんなことはありません。
まだ世界に出て行くことはできます。
その構想を示すのが、本書です。
■IoTとも、インダストリー4.0とも違う、
次世代のコンセプトで 本当の日米逆転に挑む!
インターネットの世界では、ボトルネックは
情報を「ひきあわせる」ことにありますが、それを
追求していくと、プライバシーという問題に突き当たります。
このプライバシーの問題を解消しつつ、
インテリジェント・ソサエティの構築に
貢献する1つの方法が、センサーネットです。
日本は、センサーをつくる技術は世界に誇るものがあります。
必要なのは、それをどうつなげ、システム化し、
プラットフォームにもっていくか、という構想力です。
インテリジェント・ソサエティの到来を迎え、IoTとも、インダストリー4.0とも
違う、日本独自の構想をどう打ち出していくか。
その大きなヒントが、本書にあります。
発売日:2016-02-26
目次
まえがき――日本流ムーンショットを目指して
第1章 エリー運河とウォール・ストリート
――アメリカはこうして大英帝国を追い抜いた
第2章 大量生産の確立と決別
――アメリカはこうして独走体制を築き上げた
第3章 価値観の転換と意志の力
――アメリカはこうして21世紀を呼び込んだ
第4章 センサーネットの可能性
――本当の日米逆転を構想する
第5章 企業の枠を取り払う
――新世界でのガバナンス
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