みんなペットに悩んでる―週刊東洋経済eビジネス新書No.261
東洋経済新報社
- 週刊東洋経済編集部(著者)
犬・猫を飼っている家庭は全国に1300万世帯。これら家庭の少なからずが、ペットの病と老いに悩んでいる。飼い主が愛犬・愛猫にできること。そして「うちの子じゃない子」のためにもできること。
親、兄弟・姉妹、配偶者、子ども。今、ペットはこうした血縁者に次ぐ「第5の家族」と呼ばれる。犬・猫を飼っている家庭は全国に1300万世帯。これら家庭の少なからずが、ペットの病と老いに悩んでいる。高齢期を迎えたペットの身に起こることは、人間の高齢者とほとんど変わらない。しかも小動物医療が人間の医療と遜色のないほど高度化している。選択肢も豊富だ。ただ、その医療費は安くはなく不安と疑問もいっぱいだ。やがて終末期を迎え、ペットを失う悲しみも人と同じだ。一方で殺処分問題や生体展示販売などに目を向ければ、「うちの子じゃない子」のためにもできることもある。女優・杉本彩さんと作家・佐藤優さんの異色対談を通じて、人とペットのこれからを見つめたい。
本誌は『週刊東洋経済』2016年9月10日号掲載の28ページ分を電子化したものです。
目次
第5の家族をめぐる不安
犬猫の治療には不安と疑問がいっぱい
ペットの高度医療最前線
【心臓病】外科手術で根治可能 小型犬の慢性心不全
【がん】投薬、放射線…増えるがん治療の選択肢
【再生医療】椎間板ヘルニアに幹細胞点滴が効果
【問題行動】無駄ぼえ、尾追いの原因が脳波で判明
ペットを病から守るためにすべきこと
ペット保険の損得勘定
一緒に入居できる老人ホーム
「老犬・老猫ホーム」も選択肢
ペット信託で「後を託す」
ペットロスは怖くない
【体験談】動物の命を看取る
ペット流通からあふれる「不要犬・猫」
異色対談 杉本 彩 × 佐藤 優
「たかが犬・猫」で片付けられない理由
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