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日銀の政策形成

東洋経済新報社

1998年分から公開が始まった、金融政策決定会合の「議事録」等を基に、日本銀行の金融政策策定過程を分析した初の研究書。既存の研究とは異なる視点で、金融政策運営の現状と今後のあり方を考える。

1998年分から公開が始まった、金融政策決定会合の「議事録」等を基に、日本銀行の金融政策策定過程を分析した研究書。
ゼロ金利政策の導入と解除、量的緩和政策の導入と解除、非伝統的な政策手段の採用等、異例の金融政策をとりつづけてきた日本銀行の意思決定の背後では、どのような議論がなされてきたのか。10年後公開ルールに基づいて公表された金融政策決定会合の「議事録」「執行部提出資料」を詳細に読み込んで、当時の日本銀行の金融政策策定がいかに行われたのかというプロセスを詳細に分析する。
量的緩和政策の効果分析ではなく、その決定過程を分析し、今後の金融政策運営へのインプリケーションも提示する。

発売日:2011-03-31

目次

第1章 金融政策決定会合とは何か
第2章 1998年9月9日の0.25%への利下げはなぜ行われたのか
第3章 ゼロ金利政策はどのように導入されたのか
第4章 ゼロ金利政策はどのように解除されたのか
第5章 量的緩和政策はどのように導入されたのか
第6章 量的緩和政策導入後の政策過程
第7章 量的緩和政策の解除と金融政策運営の新しい枠組み
第8章 世界金融危機後の金融政策運営
第9章 新日銀法下の金融政策決定過程の検証
第10章 新日銀法下の金融政策運営を評価する

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