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脱炭素マネー―週刊東洋経済eビジネス新書No.260

東洋経済新報社

再エネの成長とデジタル化で、電力などエネルギー産業の変革は間近に迫っている。技術革新や自由化による競争、エネルギー投資の変化など、脱炭素化へ向けた日本と世界のシナリオやマネーの現状をリポートする。

再生可能エネルギーの成長とデジタル化で、電力などエネルギー産業の変革は間近に迫っている。ドイツでは、脱炭素化・電源分散化・デジタル化の三つの流れに乗り遅れる電力会社は、遅かれ早かれ淘汰されるという見方が強い。注目は「ティッピングポイント」だという。ティッピングポイントとは、再エネのコストが化石燃料のコストを下回る時点のこと。再エネが爆発的に広まる臨界点だ。そして15年12月のパリ協定(温暖化対策の国際枠組み)以後、最もドラスティックに変化したのは、実は金融業界だ。脱炭素化へ向けた日本と世界のシナリオやマネーの現状をリポートする。

本誌は『週刊東洋経済』2018年3月31日号掲載の27ページ分を電子化したものです。

目次

電力激変を起こす5つの“D”
再エネが成長の原動力 東京電力も世界を見据え変革
INTERVIEW 風力発電は信頼できる電源だ
ドイツの電力ベンチャー最前線 新技術を駆使し市場創出
石油立国ノルウェーの変身
ドイツ電力業界で大再編勃発 発電と送配電にすみ分け
マネーが促す脱炭素化 邦銀に不良債権化の悪夢
INTERVIEW 石炭への投資は許されない
INTERVIEW 低炭素社会への牽引役は天然ガス
電力・ガス自由化で大激戦 低炭素電力の販売も
主要企業アンケート 低炭素の電力を支持
石炭火力発電への依存を加速させる日本の危うさ
石炭火力「存続のカギ」 CCSは割に合うのか
EV普及に立ちはだかる電池と充電の壁
高温ガス炉の苦節40年 脱炭素化と安全性で脚光
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