資本主義の思想史
東洋経済新報社
- ジェリー・Z・ミュラー(著者)、 池田幸弘(著者)
人々は資本主義をどう捉えてきたか。スミスからハイエクまで、各時代の思想家の言説を丹念にたどった壮大な思想史。
人々は市場とどう向き合ってきたのか? 資本主義の勃興期、1700年代から今日に至る、300年にわたる膨大な知の歩みを時代背景と当時の最良の言説とともに描き出す。取り上げるのは、経済学者にとどまらず、文学者、哲学者、政治家など幅広い。取り上げる人物:ボルテール、アダム・スミス、ユストゥス・メーザー、エドマンド・バーク、ヘーゲル、カール・マルクス、マシュー・アーノルド、マックス・ウェーバー,ゲオルク・ジンメル,ヴェルナー・ゾンバルト、ルカーチ・ジェルジ、ハンス・フライヤー、ヨゼフ・シュンペーター、ジョン・メイナード・ケインズ、ヘルベルト・マルクーゼ、フリードリッヒ・ハイエク。
発売日:2018-01-12
目次
はじめに
第1章 歴史的背景――権利、正義、徳
第2章 ヴォルテール――「高貴な出自の商人」
第3章 アダム・スミス――道徳哲学と経済学
第4章 ユストゥス・メーザー――文化の破壊者としての市場
第5章 エドマンド・バーク――商業、保守主義、知識人
第6章 ヘーゲル――選択するに値する人生
第7章 カール・マルクス――ユダヤ人高利貸しから普遍的搾取に至るまで
第8章 マシュー・アーノルド――俗物にビジネスというドラッグを断たせる
第9章 ウェーバー、ジンメル、ゾンバルト――共同体、個人、合理性
第10章 ルカーチとフライヤー――共同体の探求から、全体性の誘惑に至るまで
第11章 シュンペーター――技術革新と怨恨
第12章 ケインズからマルクーゼへ――豊かさとそれに対する不満
第13章 フリードリヒ・ハイエク――早過ぎた自由主義者
結論
謝辞
訳者解題
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