近代日本と石橋湛山
東洋経済新報社
- 松尾尊兌(著者)
孤高の言論人たちが描いたもう一つの世界。彼らの掲げた自由の燈光は過去の日本の暗黒を照射するだけでなく未来の日本を導く力だ。
日本で内閣制度が創設されて以来、今日まで127年余り、その間に誕生した首相は62人におよぶ。その中で石橋湛山ほど異色な人物はいない。湛山は稀代の政治家であったが、同時に卓越した思想家でもあった。彼に匹敵する政治家は存在しない。その湛山を育成したのが日本を代表する経済誌『東洋経済新報』(現在は『週刊東洋経済』)である。
著者の松尾尊兌は、39歳のときに初めて『新報』の存在を知ったが、それ以来ほぼ半世紀近くにわたり、日本の民主主義と自由主義の発展に対する『新報』の寄与について多くの論文や文章を書いてきた。氏の代表的な作品は、『大正デモクラシー』(岩波書店、1974年)、『本倉』(みすず書房、1983年)、『大正デモクラシーの群像』(岩波書店、1990年)、『民主主義と帝国主義』(みすず書房、1998年)、『わが近代日本人物誌』(岩波書店、2010年)などに収録されているが、本書には、原則として、それらの著書に含まれなかった数多くの文章が4部構成で収められている。
発売日:2013-07-11
目次
I 『東洋経済新報』とは何だったか
II 大正デモクラシーと『東洋経済新報』
III 三浦銕太郎
IV 石橋湛山とその周辺
絶賛!発売中!
-
- トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する!-週刊東洋経済eビジネス新書No.76
-
- 週刊東洋経済編集部(著者)
- ビジネス・経済 読み物
- フランス人経済学者、ピケティ教授による『Le Capital au XXIe siecle(21世紀の資本論)』が世界中で話題だ。日本の足元に広がる不透明な状況は、本書が示す資本主義の暗鬱な未来の一様相なのだろうか。
-
- 経営力アップのための企業法務入門
-
- 浜辺陽一郎(著者)
- 経営・マーケティング
- 事前にどのように備え、事後にどのように対応すればよかったのか。具体的な事件を元に、企業法務の基本から戦略的活用法までわかる。
7253件中 6237-6240件目先頭前へ1551155215531554155515561557155815591560次へ最後
Copyright © Mynavi Publishing Corporation