中国経済 矛盾噴出-週刊東洋経済eビジネス新書No.32
東洋経済新報社
- 週刊東洋経済編集部(著者)
急成長を遂げてきた中国経済が、目に見えて鈍化している。政府には、改革と社会の安定を両立させる難しい舵取りが求められているが、投資と輸出に依存した成長はもう続かない。
GDPで日本を抜いて世界2位になった中国。しかし急成長のひずみが、あちこちで吹き出している。
資産バブルに過剰投資。巨大な地下経済。様々な抵抗勢力。空室だらけでも下がらない住宅価格。極端な就職難。信頼の置けない公式発表データ……。
反日と物価高、大気汚染に悩む北京在住ビジネスマンの座談会も収録。
日本経済にも大きな影響を与える中国経済の“今”を追った。
発売日:2013-08-10
目次
・高成長モデルは崩れ、「逆回転」が始まった
・総額300兆円以上!影の銀行急膨張の深層
・理財商品を設計している日本人がいた!影の銀行の内幕
・揺らぐ人民元の値打ち、中国から投機資金が逃げ出す
・実需なく空室だらけでも住宅価格が崩れない不思議
・中国の命運を握る地下経済、共産党との熾烈な攻防
・あまりにも強い抵抗勢力、鉄道利権の反撃が始まった
・大学生まで「過剰供給」、人手不足なのに就職難
・民間企業発表の物価指数に当局は大慌て
・10年で人件費は3倍、戦争リスクも身近に
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