すぐれたゴルフの意思決定
東洋経済新報社
- 印南一路(著者)
ゴルフで最も重要なのは「判断」だ。熟慮速断とスピード学習でゴルフは劇的に変わる。知覚、確率判断、状況判断をどう統合するか、これらをパフォーマンス向上にどう活かすかを説く。
頭脳派ゴルファーのための今までにない方法!
「頭のいい人」ほどゴルフはもっとうまくなる。ゴルフで最も重要なのは「判断」であり、熟慮速断とスピード学習でゴルフは劇的に変わる。ゴルフという領域で、知覚、確率判断、状況判断をどう統合するか、これらをパフォーマンス向上にどう活かすかを説くのが本書である。
著者は、『すぐれた意思決定』(中央公論新社、1997年)で、演繹合理的な意思決定論(統計学等)と経験合理的な意思決定論(行動経済学等)を組み合わせ、最も適切な判断を下すべきと主張している(診断論的意思決定論)。
ただし、実務の領域では、繰り返し似た状況が生じるので、個々の判断そのものよりも、判断力自体を向上させることも相当な重要性がある。その点で、仕事とゴルフとの間には意思決定の底流で共通するものが実に多くある。
著者はゴルフを真面目にするようになって4年で、公式ハンディキャップが34から5に急向上した。そうした体験に裏付けられた、判断力そのものの向上を促す具体的な方法を本書では提示する。
発売日:2012-02-16
目次
第1章 ゴルフの上達=判断力の向上
第2章 ドクターゴルフになろう
I部 ゴルフは錯覚のゲーム
第3章 錯覚がなぜ生じるか
第4章 ゴルフにおける錯覚を類型化する
II部 ゴルフは確率のゲーム
第5章 不確実性に対処する
第6章 コース戦略を考える
第7章 無謀なショットの認知心理学
III部 学習スピードを上げる
第8章 実践知を高度化する
第9章 メタ認知学習でドクターゴルフになる
終章 ゴルフを通じて意思決定能力を向上させる
Copyright © Mynavi Publishing Corporation